ADHDの息子がお手本!会話を前向きにする「ふわふわ言葉」とは

ライター:ラム*カナ
ADHDの息子がお手本!会話を前向きにする「ふわふわ言葉」とはのタイトル画像

ふわふわ言葉とチクチク言葉ってご存知ですか?ふわふわ言葉を使うと、子どもとのコミュニケーションが円滑になるだけでなく、私たち親も前向きな気持ちになります。

つまり「キライ」っていうこと??

息子が通うスイミングスクールでは、上の級へあがるためのテストがあります。
テストの前日、こんなやりとりがありました。
息子「スイミング、合格したらケーキ食べたい」
Upload By ラム*カナ
母「ホットケーキ作ってあげる」
Upload By ラム*カナ
母「ホットケーキ嫌い?」
Upload By ラム*カナ
息子「ふつうのちょっとくらいは すこしだけすきだけど…」
Upload By ラム*カナ
どうやら息子は、ホットケーキはあまり好きではないようでした(笑)

実は息子、日頃から「きらい」というワードをあまり使わない子です。息子は意識していなかったようですが、これはとても大切なことだと思いました。

息子は自然とできていた!ふわふわ言葉とチクチク言葉

「ふわふわ言葉とチクチク言葉」をご存知でしょうか。

発達障害センターの先生によると、チクチク言葉は
・「きらい」
・「うるさい」
・「やだ」

という尖った言葉です。これを、
・「すこし苦手」
・「元気で声が大きい」
・「あまりしたくない」

など、柔らかい表現にしたものがふわふわ言葉です。

ふわふわ言葉を使うことで、家族や周りのお友達を嫌な気分にさせずに自分の気持ちを伝えることができます。

私は大学の授業や発達障害センターでこれを知ったのですが、息子はなんと自然に「ふわふわ言葉」を使っていたのです。

ふわふわ言葉を使って、発達障害を前向きにとらえよう

ふわふわ言葉は日常会話だけではなく、性格や特性を表わす言葉にも応用できます。

発達障害の子どもが持つ
・落ち着きがない
・忘れんぼう
・多弁
・集団行動が苦手

などの特性は、一般的にはマイナスなイメージかもしれません。

しかし私はこれらの特性を、
・とにかく元気!体力がすごい!
・過去は振り返らず、「今」に全力!
・頭の中に広がる想像力・創造力が壮大!
・周りにとらわれず自分を貫く!

というように、ふわふわ言葉に変換してとらえています。

もちろんこれから社会に出て、息子の特性が短所になりうる場面も出てくるかもしれません。
でも、息子には自信を持っていてほしい。自分の持っているものは力なのだと。
そのためには、私たち親が子どもの特性をもっとプラスにとらえることが大切だと思うのです。

息子のようにふわふわ言葉を使うことで、自分も周りも発達障害をポジティブに考えられるようになると良いなと思っています。
声かけ変換表の楽々かあさん直伝!子どもへの「声かけの基本」とは?のタイトル画像

声かけ変換表の楽々かあさん直伝!子どもへの「声かけの基本」とは?

見事に記憶力がわるい息子、得意気に報告してきたけど…でも!のタイトル画像

見事に記憶力がわるい息子、得意気に報告してきたけど…でも!

マイワールドが止まらない!発達障害の娘に笑わされた話3本立てのタイトル画像

マイワールドが止まらない!発達障害の娘に笑わされた話3本立て


追加する

バナー画像 バナー画像

年齢別でコラムを探す


同じキーワードでコラムを探す



放課後等デイサービス・児童発達支援事業所をお探しの方はこちら

放課後等デイサービス・児童発達支援事業所をお探しの方はこちら

コラムに対する投稿内容については、株式会社LITALICOがその内容を保証し、また特定の施設、商品及びサービスの利用を推奨するものではありません。投稿された情報の利用により生じた損害について株式会社LITALICOは一切責任を負いません。コラムに対する投稿内容は、投稿者の主観によるもので、株式会社LITALICOの見解を示すものではありません。あくまで参考情報として利用してください。また、虚偽・誇張を用いたいわゆる「やらせ」投稿を固く禁じます。「やらせ」は発見次第厳重に対処します。