高機能自閉症とは?アスペルガー症候群とは違うの?症状や診断基準、障害者手帳の取得について紹介します!(2ページ目)

高機能自閉症は大人になってからも発症する?

高機能自閉症(アスペルガー症候群)は先天性の発達障害です。そのため正確には大人になってから後天的に発症することはありません。多くの場合は幼児期または小児期に症状が明らかに現れ、診断されることがほとんどです。

しかし、知能にも問題がなく、年齢を重ねたことで言語を習得し発達の遅れを感じさせず、その他の自閉症状も軽度な場合、高機能自閉症だと本人も周囲も気づかないまま成人することもあります。

たとえば「ちょっと変わっている人」「こういう性格なんだ」と解釈され、軽度の自閉症状を表出しつつも大きな問題を起こすことなく過ごす場合もあります。

しかし、周囲からの本人に対する要求水準が年齢とともに高まり、ストレスを感じることによって二次障害の症状が表出し、そこで初めて医療機関を受診して、高機能自閉症だと判明する、というケースもあります。

知人がうつ病になり、病院へかかったところ、アスペルガーだと診断されました。今までも生きにくさを感じ、職場などでもいじめやリストラを受けたことがあるようです。しかし、まぁ普通に暮らせていました。しかし、2年前から仕事上のトラブルを引き金に精神が落ち着かなくなり、うつ病で入退院を繰り返すようになってしまいました。

出典:http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11108788401
高機能自閉症でよく表出される二次障害について以下にまとめました。

■高機能自閉症の二次障害
・不安障害・・・社会恐怖、パニック障害、強迫性障害
・適応障害
・身体表現性障害・・・てんかん性障害、小児心身症
・気分障害・・・大うつ病性障害、気分変調性障害
・その他の疾患・・・統合失調症、反抗挑戦性障害と行為障害 など

高機能自閉症の人の困りごとは?

ここでは、高機能自閉症の方の困りごとをいくつか紹介します。

高機能自閉症は他人に気付かれにくい障害であるがゆえに理解を得ることが困難なことがあります。また自らをコントロールできず様々なトラブルを誘発し、ストレスによる二次障害を起こすことがあります。

高機能自閉症の困りごとは、それを引き起こしている原因もはっきりしていることがあり、困りごとを解決するためには本人の努力だけでなく、周囲の協力も必要な点がいくつかあります。

■高機能自閉症であることが気付かれにくい
繰り返しになりますが、高機能自閉症は知的・言語能力に明らかな遅れがなく、その他の症状も軽度の場合には本人も周囲も高機能自閉症だと気付かない場合があります。人間関係のトラブルが絶えなかったり、タスク管理ができなかったり、急なスケジュールの変更に混乱してしまったりなど「自分はダメだ」と落ち込んでしまうことがあります。

■高機能自閉症の症状以外にも二次障害の症状に悩まされることがある
他人からの要求水準が高かったり、自分の言動に対する自己嫌悪からストレスを感じ、うつ症状などの二次障害を伴うこともあります。高機能自閉症の中核症状以外にも二次障害の症状が現れるため、本人はとても困難な状況に置かれる場合があります。

■自分でも気付かないうちに人を傷つけてしまうことがある
対人コミュニケーション能力の障害のため、不謹慎な発言やその場にそぐわない言動をしてしまうことがあります。そういった言動によって大切な人が傷ついていることに気付かないこともあります。想像することが苦手な特性もあるので本人にとっても歯がゆい状態になることがあります。

■周囲の理解が得られないことがある
高機能自閉症のある人は見た目や言動に明らかな障害が見られない場合も多く、周囲から障害への理解が得られにくいことがあります。苦手なことに高い水準の成果を要求されることや、人間関係でも言動が理解されない、なおかつ助けてくれないなどの状況におかれる場合もあります。

高機能自閉症の人と周囲の人たちの接し方は?

ここでは、高機能自閉症の方の困りごとをいくつか紹介します。

高機能自閉症は他人に気付かれにくい障害であるがゆえに理解を得ることが困難なことがあります。また自らをコントロールできず様々なトラブルを誘発し、ストレスによる二次障害を起こすことがあります。

高機能自閉症の困りごとは、早く適切な診断と周囲の対応によって困りごとを避けたり、解消することができます。その困りごとを解決するためには本人の努力だけでなく、周囲の協力も必要な点がいくつかあります。

■高機能自閉症であることが気付きにくい
繰り返しになりますが、高機能自閉症は知的・言語能力に明らかな遅れがなく、その他の症状も軽度の場合には本人も周囲も高機能自閉症だと気付かない場合があります。人間関係のトラブルが絶えなかったり、タスク管理ができなかったり、急なスケジュールの変更に混乱してしまったりなど障害としての特性を自分の能力が低い、努力不足だと落ち込んでしまうことがあります。

■周囲の理解が得られないことがある
高機能自閉症のある人は見た目や言動に明らかな障害が見られない場合も多く、周囲から障害への理解が得られにくいことがあります。苦手なことに高い水準の成果を要求されることや、人間関係でも言動がわがまま、やる気がない、協調性がないと誤解によって理解されないことがあります。

■自分でも気付かないうちに人を傷つけてしまうことがある
対人コミュニケーション能力の障害のため、その場にそぐわないストレートな物言い、不謹慎な言動をしてしまい対人トラブルの原因になることがあります。そういった言動によって大切な人が傷ついていることに気付かないこともあります。想像することが苦手な特性もあるので本人にとってもどうして相手が傷ついたのか分からず、歯がゆい状態になることがあります。

■高機能自閉症の症状以外にも二次障害の症状に悩まされることがある
他人からの要求水準が高かったり、自分の言動に対する自己嫌悪からストレスを感じ、うつ症状などの二次障害を伴うこともあります。高機能自閉症の中核症状以外にも二次障害の症状が現れるため、本人はとても困難な状況に置かれる場合があります。

高機能自閉症の人は障害者手帳がもらえるの?

高機能自閉症は発達障害に分類されます。発達障害に関する障害者手帳がないため、手帳を取得したい場合は知的障害者を対象とする療育手帳ではなく、原則として精神障害者保健福祉手帳の申請をすることになります。ただし地域によっては療育手帳がもらえることがあります。詳しくはお住まいの都道府県または担当窓口にお問い合わせください。発達ナビに寄せられた質問からも、手帳の取得について疑問に思っている方は多いようです。

アスペルガー症候群の障害者手帳の申請について
成人してからアスペルガー症候群の診断を受けたものです。25歳女性です。障害者手帳の申請について簡単な説明を聞きたいです。

出典:https://h-navi.jp/qa/questions/28519

精神障害者保健福祉手帳の取得方法は?

対象となる方は何らかの精神疾患により、長期にわたり日常生活又は社会生活への制約がある方になります。この精神疾患には発達障害も含まれるため、高機能自閉症の方も取得できる場合があります。

また、精神障害保健福祉手帳の取得には、発達障害の初診から6ヶ月以上が経過していることが条件になります。精神障害者保健福祉手帳の取得申請は、お住まいの市区町村の担当窓口で行います。

■市区町村の担当窓口
・特別区(東京23区)地域にお住まいの方: 保健所・保健センター
・市区町村地域にお住まいの方: 市役所・町村役場の障害者福祉担当窓口

■申請方法
市区町村の担当窓口で配布している「申請書」を受け取り、必要事項を記入した後「医師の診断書」「本人の写真」を持って市区町村の担当窓口へ提出してください。申請すると、各都道府県・政令指定都市の精神保健福祉センターにおいて審査が行われます。認められると手帳が交付されます。

まとめ

高機能自閉症は一般的に使われている名称ですが、精神医学における診断基準を持っていないためこの障害名で診断されることはありません。また近年の研究によって高機能自閉症やアスペルガー症候群などの障害の統合が行われ、新たな自閉症スペクトラム障害という考え方や認識が生まれました。

高機能自閉症の特徴を理解することで、困りごとを緩和したり、高機能自閉症の方の特性を十分に生かした社会生活も可能になります。こだわりや集中力を活かし探求的な学習や特殊な仕事で活躍している方も多くいます。

苦手なことに対しても周囲が工夫しながらサポートすることで乗り越えることができたり、本人の潜在的な意欲を引き出すことが可能です。周囲の協力や本人の意欲によって、障害を共に乗り越えた生きやすい社会をつくっていきましょう。
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アスペルガー症候群 (高機能自閉症スペクトラム)の子どもたち
飯田 順三 (著)
合同出版
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