子どもの精神薬服用をどう考える?揺れる親心に寄り添うスクールカウンセラー

2017/01/18 更新
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スクールカウンセラーが解決の糸口を探る時、現場教師に何度もヒアリングを重ね様々なアプローチから提案を行います。場合によっては薬物療法の提案をすることもあり、親御さんにとっては寝耳に水「まさか薬なんてとんでもない!」と一蹴されたり、服薬に対するご家族の意見のもつれから、事態が険悪になることも珍しくありません。教育現場での事例を交えお伝えします。

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池田行伸
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執筆: 池田行伸
東京都福生市の教育相談室で就学相談に従事
佐賀大学名誉教授
東京学芸大学特命教授
特別支援教育士スーパーバイザー
上智大学文学部卒業 上智大学大学院修了 博士(心理学)。 佐賀大学文化教育学部教授、國學院大学人間開発学部子ども支援学科教授を歴任。幼稚園。小学校、中学校、高等学校、特別支援学校のスクールカウンセラー歴任
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退会済み さん
2018/01/31 11:40
なんだかこの方は、薬物療法に強い思い入れがあるみたいで、すごい違和感を覚えました。

白血病を引き合いに出すのは、間違っているでしょう。私には、小児がんの治療で、体の一部を切断した友人がいるので違和感しかありません。彼らは死ぬかもしれないから、断腸の想いで害を受け入れているんですよ。同列には語れない薬だと思います。

そもそも、スクールカウンセラーが、薬物療法のメリットをここまで伝えるものなんですか?知りませんでした。筆者の方には、薬物療法で改善した成功体験があるのですから、当然良いものだと考えているんでしょう。

でもその反対に、当事者の中でも辛さに悩む人もいるんですよ。つい先日ベンゾジアゼピンの被害者の会ができたし、あちこちに民間の断薬減薬自助グループもできています。向精神薬の乱用だって社会問題になっているのに。

メリットを伝えるなら、デメリットも伝えるべきでしょう。厚生労働省の麻薬取締部は、麻薬とともに向精神薬を取り締まります。彼らが神経をとがらせるのは、誰にでも気軽に処方するべき類の薬ではないからですよ。それも事実だと思います。


まあまあ さん
2017/10/24 19:31
うちの長男は先日、クラスメイトを骨折させました。その時はこのサイトで、相談もさせてもらい、市役所の相談や学校や別のカウンセリングも相談しました。
中3という年齢で療育を始めるのか、登校も休みがちで、宿題も出来ない…

本当に追い詰められ、ふと受診の時に、『集中できるような薬があります。』と言われた事を思い出し、「どうしたら飲んでくれるか」「何て言って飲ませるか」何故か頭の中はそれでいっぱいになりました。

すがるような気持ちだったんだと思います。
結局カウンセリングを学期毎から、2週間に一度にふやしもらう事になり、まだ服薬はしていません。

退会済み さん
2017/10/23 23:10
ADHD 当事者で、この歳になって服薬するようになった者です。
ぶっちゃけ…薬は、効果はあるが、安易に渡すな!と申し上げたい!
我々、小さい頃は、発達障害の「は」の字も無かった時代を生きて来ました。
確かに人一倍体罰を受けてきましたし、いじめやクズ扱いに関しては、お薬をいただくまで日常茶飯事でした。
ただ、今、どうしても想う事があります。
そんなに、定型は偉いのか?情報が正しく速やかに入って来て、不便を感じる事が少なかっただけで、何故そんなに威張るのか?…ってね。
「頑張っても出来ない人の気持ちを汲み取る力」や「損をしてでも真っ直ぐに生きる力」「正しい事や美しい物への執着心」は、定型の方々達よりも、我々の方が勝っているとも思います。
正直、お薬を飲んだところで、時間が来れば元に戻るんです。
薬の副作用で胃はちぎれる程に痛みます。喉の渇きは筆舌にし難い程の物です。
…薬を飲む本人に余程の覚悟が無ければ、この薬は飲めません。
覚悟の無い子供の口にテグレトールやコンサータやストラテラを突っ込む事が本当に本人の為なのでしょうか?
育てる側が楽なだけなんですよ!
SST の限界をコラムで歌っておられますが、そもそもSST 事態が、可笑しな定型の思い込みの基に造り上げられた物である事を疑った事は無いのですか?
子供支援学課の教授殿よ!
いいですか?我々障害者は、「人」なんですよ!
子供であってもそうなんです!
判断力の乏しい事をいいことに、好き放題やってくれるな!
自分達(教師・親)の「楽」の為に、子供達の意思を尊重しないのは、間違えてる!
「個性」と言う言葉を使いながら、矯正を施す偽善者のエゴを強く感じました。
あくまで、お薬は、本人の意思に基づいて行われるべきです!
親だから…教師だから…医者だから…っと言って、強制する権利が何処にあるのですか?
「困った時は、こんなものがあるから、飲んでみようと思ったら、何時でも言ってね!」で、留めておくべきでは無いでしょうか?






カカ さん
2017/10/23 21:11
リタリコがこういうコラムをアップしてることがショックでした。

きょっぴ さん
2017/10/23 20:05
薬ばかりに頼るのはお勧めできませんが、最低限の薬の力を借りるのも手ではあると思います。今子どもにはリタリンは使いませんよね?ストラテラも、もっと低用量のものが出るといいのですが。

怒られてばかりだと、自尊感情の低い子どもになります。その子は「自分はダメな人間だ」と思い、自殺を図るかもしれませんし、引きこもりになってしまうかもしれません。ストレスが強い状態が続けば、統合失調症(もともとの遺伝的要素がなければなりません)を発症したり、双極性障害や鬱を発症する可能性も高くなります。そうなれば、発達障害以上に大変な思いをすることになりますし、もっと多い量で色んな薬を服薬しないといけないことになります。
強いストレスで壊れてしまった脳内ホルモンバランスは、ほとんどの場合継続した服薬なしに元の状態を保つ事ができなくなります。
そのような二次障害を招かない為にも、「じっとはできないけど、こんなことは特異」ということを子どもと一緒に見つけて、その子のいいところを伸ばし、誉めてあげる機会を増やすための環境を作ることは必要だと思います

Emily さん
2017/08/05 11:35
我が家は、小6の秋から投薬を開始しました。
うちは、親の希望からスタートしました。
本人とも話し合いをし、納得した上で始めました。
我が家が何より大事にしたのは、本人の自己肯定感や自尊心。
一番大事な成長期に、それを損なうのは嫌でのことです。

ただいま中学生。
まだまだいろいろありますが少量の投薬でも、薬の効果と本人の成長を昨年よりずっと感じています。
何よりも、本人が生き生きと学校生活を楽しんでいて、それだけでも母として感無量の想いです。
薬なしでも、休日も過ごせますし、学校生活での学びを見ながら、薬を使わなくなる日まで、うまく付き合っていきたいと思っています。

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