自傷行動とは?自閉症・知的障害のある人に見られる自傷行動の原因・対処法・相談先まとめ

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「頭を床や壁にぶつける」「自分で自分をたたく」「自分の腕を噛む」などの自傷行動が、知的障害や知的障害のある自閉症の人にみられることがあります。その原因は何なのでしょうか?またどう対応すればよいのでしょうか?この記事では自傷行動の背景や、自傷行動が起きた場での対応方法、予防法、そして困った時の相談先を紹介します。

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目次 知的障害・自閉症のある人の自傷行動とは 自傷行動の背景にある3つの要因 なぜ自傷行動をしてしまうの? 自傷行動を防ぐための3つのステップ 自傷行動の原因別対処法 自傷行動が起きた、その場ではどう対応すればよい? 悩んだら早めに専門家に相談を 一人ひとりに合わせた工夫で自傷行動をなくしていきましょう

知的障害・自閉症のある人の自傷行動とは

「自傷行動(自傷行為)」とは、自分で自分を傷つける行動のことです。自分を傷つける行動にはさまざまなケースや要因がありますが、知的障害のある人や、自閉症で知的障害のある人に見られることもあります。この記事では、知的障害や自閉症に関連して起きる自傷行動(以下自傷行動とする)について解説します。

知的障害や自閉症に関連して起きる自傷行動は、年齢や特性によってさまざまな行動がみられ、それぞれの場合で原因や対処法が異なります。特によく見られるのはのは、下記のような行動です。

・頭を床や壁にぶつける
・頭や顔を手でたたく、ひっかく
・自分の手をかむ
・髪の毛やまゆ毛を抜く
・体をかきむしる など

また自傷行動とまでは言わないまでも「自分の爪を噛んで食べてしまう」こともあります。

これらは、思春期以降にみられることのあるリストカットや根性焼き、自殺企図から自分を傷つける行為などのいわゆる「自傷行為」とは意味合いが異なり、原因や対処法も変わってきます

自傷行動の背景にある3つの要因

知的障害のある人や自閉症の人が自傷行動を起こしてしまう理由は、一人ひとり違うためそれぞれで観察し、把握する必要がありますが、その子どもの刺激に対する過敏さ/鈍麻さ、コミュニケーションの困難さ、そして余暇の過ごし方が乏しいこと(時間の過ごし方が分からない)などが背景にある場合が多いようです。

なぜ自傷行動につながっていくのか、それぞれ見ていきましょう。

コミュニケーションの困難

自傷行動を起こす背景の一つに、周囲に気持ちを伝えることが困難ということがあります。

気持ちの伝え方を覚えるスピードは一人ひとりに個人差があります。知的障害や自閉症のある人は、言語やコミュニケーションの発達に遅れが認められる場合もあり、発話が困難であったり、身振り手振りでうまく伝えるのが苦手であることで、その伝わらないもどかしさのため、またはその意志や要求を伝えるための手段としてしまうため、自傷行動を含む困った行動を起こしやすくなると言われています。
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刺激への「敏感さ」と「鈍さ」

感覚過敏/感覚鈍麻といわれる刺激を感じる感覚の偏りも、自傷行動が起こりやすくなる要因となります。仮に同じ環境であっても、ある人はそこにいて何も感じなくても、別の人はその環境から受ける刺激に強い不快を感じている、ということがありえます。

例えば感覚が人一倍敏感だと、日常生活を送る上で強い刺激を受けやすくなってしまいます。周りの物音が大きく聞こえたり、光(太陽やテレビ画面など)が眩しく見えたりするなどにより、疲れたり、不快やイライラを感じやすくなります。

逆に感覚が鈍いと、普段の刺激に物足りなさを感じてしまったり、自傷行動の痛みを感じにくくなってしまったりしている可能性があります。
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余暇の過ごし方が乏しい

やることがなくなった時、暇のつぶし方がわからないことで手持ち無沙汰になってしまう場合があります。自閉症の場合は興味の範囲が狭かったり限定されていたりして、余った時間をどう過ごすかという手段が乏しいことも自傷行動の要因になりえます。

なぜ自傷行動をしてしまうの?

この章では知的障害や自閉症のある人の自傷行動の主な原因例を示しますが、このほかにもさまざまな原因があり一人ひとり異なります。そのため個別の評価(アセスメント)と対応が重要です。
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周囲の注意をひきたい/ものや活動の要求を叶えたい

周囲の人と支障なくコミュニケーションできる子どもであれば、苦痛や拒否、要求などを適切に表現して伝え、助けを求めることができるでしょう。

しかし、言葉が出にくかったり、対人関係が苦手な子どもの場合は、泣き叫んだり、暴れたり、周囲からすると困った行動を通してしかコミュニケーションする方法がありません。

・注目を引きたい、かまってほしい(注目)
・何か物が欲しい、活動をやりたい(要求)
・活動をやめたい、場所を避けたい等、いやだという気持ちを伝えたい(拒否)

などを伝えたいがために、他の困った行動と同様にコミュニケーションの手段として自傷行動をしている可能性があります。

つまり「自分を傷つける」ことによって結果的に要求を叶えたり、嫌なことしなくてすんだりといった経験によってコミュニケーションの手段として自傷行動が習慣化してしまっていることが考えられます。例えば子どもが手持無沙汰のときに、自傷行動をすると母親が駆けつけて抱きしめてくれた(手持無沙汰な状況が解消してかまってもらえた)など、親にとってはやめさせようとしてしたことが、子どもにとっては「自傷行動のごほうび」になっていることもあるのです。

自傷行動はそれぞれの子どもの状況において別々の原因がありますが、こうした経験が重なることで、その子の場合、自傷行動がかまってほしいときに行うコミュニケーション行動として学習され、定着してしまっている可能性があります。

不快な刺激を紛らわせたい

特に感覚過敏/鈍麻の傾向がある人だと、様々な刺激によって不快を感じやすくなると言われています。自傷行動から生まれる痛みによる刺激は、先に感じていた別の不快な刺激を紛らわせる働きがあるのではないかという仮説もあります。

余暇の過ごし方が乏しくて手持無沙汰を解消したい

感覚が鈍い子どもの場合や自閉症のある人で興味の範囲が狭いひとの場合、余暇が乏しく手持無沙汰になりがちです。例えば感覚あそびとして、なんでも触って回る、コップの水をうつしかえる、絶えず人や洋服を触っているなどの行動が見られることがあります。それがつめをかんだり、髪の毛を引っ張って抜いたり、腕をかんだりといった自傷行動としてあらわれることもあるのです。

刺激を求めて起こす自傷行動は、特に子どもが手持ち無沙汰になっている状況で起こりがちだと言われています。何もすることがない環境、あるいは何をしたらいいのかがわからない環境(余暇の過ごし方が乏しい)で、自傷行動によって引き起こされる強い感覚刺激で暇を潰してしまうということがあると言われています。

その他の原因

自傷行動を引き起こす原因は他にも存在しています。

・楽しくなって過剰に興奮してしまった……自傷行動は遊びが「楽しすぎる」のような、テンションが上がり過ぎたりポジティブな感情の高まったりした場合にそれが引き金になることもあります。

・パニックや発作などの衝動で……パニックや癇癪(かんしゃく)を起しているときに、自制できない衝動的な行為として、自分を傷つけてしまうことがあります。

中には、てんかんに起因しているものもあります。「てんかん」といえば、倒れこんでしまうなどの大発作がイメージされやすいですが、てんかん発作には精神的に影響するものもあります。発作により神経細胞が興奮し、パニックになり自傷行動につながる場合があります。てんかんに起因する自傷行動の場合、「点滅する光」や「騒音」などが引き金となりえます。
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自傷行動を防ぐための3つのステップ

本人は望んで自傷行動を選んでいるわけではなく、今のところ「他に方法がない」ためにしかたなくやってしまう場合が多いです。周囲に求められることは、子どもが自傷行動をしなくてすむよう、環境を用意したりそれに代わるスキルを学習することです。

自傷行動は、してしまう原因も対処法も、子ども一人ひとりのケースによって異なります。そのため、その子がなぜ自傷行動に至るのかを考え、その子に合った自傷行動を防ぐための方法を見つけることが重要なのです。

今回は、その方法を3つのステップで紹介します。

ステップ1. 自傷行動が起きた状況を記録する

一人ひとりの子どもの自傷行動の原因を調べるためにはいつ・どこで・だれと・どのような状況で、子どもがどんな自傷行動を起こすのか、その結果として子どもにとってどんな状況が生じているのかを観察することが大切です。着目するのは「状況」「行動」「結果」の3つです。それぞれを紙などに記録し、行動の前後の状況を把握します。

・状況……いつ・どこで・だれと・どんな状況だったか(子どもが自傷行動を起こす前に何が起きたか/起きていたか)
・行動……どのような自傷行動を起こしたか
・結果……自傷行動を起こした結果、状況はどのようになったか

例(回避・拒否)
・状況……食事中、お母さんが嫌いな食べ物を口に入れた
・行動……頭をテーブルに打ち付けた
・結果……食べなくて済んだ

この例では、「食べたくない」という拒否を伝えるための自傷行動であることがわかります。自傷行動を起こしている理由を推測することで、対応が考えられるようになります。このように、まずはその自傷行動が起きた状況を把握し、記録することが最初のステップです。

リンク先に、記入するのに便利な行動観察シートがあるので、活用するとよいでしょう。

ステップ2. 自傷行動をしなくてもすむようプランを考える

最初のステップで、自傷行動につながった状況を把握したら、自傷行動をしなくてすむにはどうしたらいいか、考えます。

先ほどの、嫌いな物を食べたくなくて自傷行動をしてしまう場合について考えてみましょう。

◇自傷行為が起きない工夫・環境調整をする
・少し食べたら好きな物を食べられるようにする
・お母さんも一緒に同じものを食べる
・無理強いはしない
・好きなテレビを観ながら食べていいことにする
・小さく切る
・どうしても食べられないものは出さない

◇どうしたらいいか、望ましい行動を教える
自傷行動が起きないように工夫する一方で、自傷行動の代わりとなる適切な行動やスキルを教えることも重要です。例えば、拒否の伝え方を教え、食べたくないときテーブルに頭を打ち付けるのではなく、するべき適切なコミュニケーション行動に置き換えます。

例えば
・「いやだ」のサインを教える
・絵カードで拒否を教える
・「“いらない”って言おうね」などと、自分の意思を伝えるための言葉を教える

このように、子ども本人にとってできるだけ負担や我慢することが少ない方法を、家庭でたくさん考えてみましょう。

ステップ3. プランを実施し、うまくいかなければプランを見直す

ステップ2で考えた中から家庭で実施しやすい方法を選んで、やった結果どうだったか記録をとりながら一定期間やってみます。

家庭でプランを実施する際はその目的を家族や周囲に説明し、共有することが大切です。毎回対応が変わったり人によって対応が変わらないようにします。例えば、頭を床に打ち付けて「母親以外の人だったら要望が通った」ということになると、その行動は繰り返されてしまいます。家族もその周囲も、子どもに対して一貫した対応を心がけましょう。

子どもが自傷行動ではない方法でうまく過ごすことができたら、すぐに褒めてあげましょう。「トークンエコノミー」と言われるシールやポイントを使って褒めるのもおすすめです。わかりやすく褒めることで子ども自身がうまくできたことを実感しやすくなり、望ましい行動を増やすことにつながります。
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考えた計画を実施しても、すぐさま効果が現れないこともあります。一定期間やってみてもうまくいかなかった場合は工夫やプランを見直したり、望ましい行動のレベルを達成しやすいものに下げたりして、もう一度実践してみましょう。

自傷行動の原因別対処法

自傷行動をしなくて済む工夫としては具体的にどのようなものがあるでしょうか。

自傷行動が起きなくて済むように環境調整や工夫をするほか、自傷行動をしなくて済むスキルや自傷行動の代わりとなる行動を子どもに教えることも効果があります。

以下に自傷行動の原因別に、子どもが取り組みやすい行動、そして自傷行動を防ぐツールを紹介します。

自傷行動がコミュニケーションの手段だと思われる場合

◇コミュニケーションスキルをつける
注目を引きたい、要望・拒否を伝えたいという時に自傷行動が起きている場合、気持ちを伝えるための別のコミュニケーション手段を使えるよう促します。

言葉で気持ちを伝えるのが難しい場合、絵カードやコミュニケーション支援アプリを使って視覚的に気持ちを伝える方法を教えるとよいでしょう。「今、自分は○○という気持ちなんだ」ということが周囲に伝わるだけでも、子どもは楽になることが多いようです。

「困ったら相談する」ことを教えることも効果的です。「『困った』って言うんだよ」など、具体的なセリフで教えるとよい場合があります。
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自傷行動の原因が嫌な刺激の場合

◇嫌な刺激を避け落ち着く方法を教える
感覚過敏が自傷行動につながっている場合、その刺激を避けるスキルを教えるとよいでしょう。

イヤーマフやフードをかぶって刺激を遮断したり、別の部屋に行く、その場所に行かないなどの対処法を教えます。人が嫌な音などを出す場合、「やめて」などというコミュニケーションスキルを教えてもよいでしょう。

いやな刺激がシャットダウンできる環境があるとよいでしょう。子どもそれぞれにとって落ち着ける方法を考えましょう。

また、不安になったときに、落ち着き方を知っていると、子ども一人でも対応しやすくなります。
以下に落ち着くための方法の例を挙げます。方法は向き不向きがあるため、子どもと一緒にどんな方法が一番安心できるか考えることができればなおよいでしょう。

・子どもが好きな匂い袋を嗅ぐ
・つぶやくと落ち着く言葉を覚える(魔法のことば等)
・(家庭/園の場合)特定の落ち着く場所を決め、不安になったときに行くようにする
・布団や毛布にくるまる

暇つぶしの手段としてしている場合

◆手持無沙汰のときにできる余暇スキルを教える

自傷行動の刺激が子どもにとってプラスに働いている場合、無理やり自傷行動をやめさせることは効果的ではありません。禁止するのではなく、自傷行動とは別の刺激を得られるおもちゃを与える、あるいは不安を感じたときに落ち着く方法を教えることで自傷行動を防ぎます。
抱き枕やストレスリリーサーと呼ばれる握るおもちゃ、噛むおもちゃなどもありますので、試してみるとよいでしょう。
子どもは何もすることがないと不安になったり、イライラしやすくなったりします。その為、「余暇をどう過ごすか」は子どもの生活の質に大きく影響します。時間が空いたときには何をして遊びたいかについて、子どもと一緒に話し合ったり、選択肢を提示することも大切でしょう。

・パズル
・ぬり絵やホワイトボードでのお絵かき
・DVDみる
・ゲーム など

自傷行動が起きた、その場ではどう対応すればよい?

自傷行動が起きるタイミングは、予測できるものばかりではありません。子どもが自傷行動を起こした時にどのように接するべきか前もって知っておくことで、焦らずに対応しやすくなります。

安全を確保する

自傷行動が起きた時は、まずはケガなどをしないように安全を確保します。頭を床や壁にぶつけるなどの自傷行動の場合、クッションや枕を子どもと物の間に挟みケガを防ぐ措置を取りましょう。事前の工夫としても周りに危険な物をおかないようにするなどの配慮をしておくとよいでしょう。

過剰な反応を避ける

自傷行動は感情の高まりがきっかけとなっていることが多いため、なるべく早く止めるためには、子どもの気持ちを落ち着かせることが鍵となってきます。

過剰に大きな声で叱ったり、子どもが痛く感じてしまうほど体を押さえつけて止めると感情を更に刺激してしまいます。また、自傷行動をしている最中に、それを止めるためにやさしい言葉をかけたり、抱きしめたり、おやつを上げたりして要求をとおすことは、子どもに「自傷行動をするといいことがある」と思わせてしまうので逆効果です。

ここは冷静に、けがなどをしないように安全を確保した上で、先に用意した本人が落ち着けるグッズやリラックスできる場所に誘導し、自傷行動が止まるまで待ちましょう。

落ち着けたことを必ず褒める

自傷行動が止まり、子どもが完全に冷静さを取り戻したタイミングで落ち着けたことをしっかり褒めるようにしましょう。「別の部屋に行って落ち着けたね」「我慢できて偉かったね」などと褒めてあげることで子どもは安心感を抱き、更には「自傷行動をやめた方がいいことがあるんだ」と感じやすくなり、予防にもつながります。

悩んだら早めに専門家に相談を

子どもが自傷行動をしている場合、保護者が一人で、しかも継続して解決することは簡単ではありません。また「自傷行動を予測し、予防の方法を考える」ことには、専門性が求められる場合があります。特にプランを見直しながら継続するのは負担が大きいので、専門家と連携しながら取り組むとよいでしょう。

また、子どもが自傷行動をしていると、ショックをうけ悩む保護者の方も少なくないようです。もし、いま子どもとの関わり方や自傷行動への対応に一人で悩まれているのでしたら、なるべく早く相談できる味方を見つけることをおすすめします。

以下に自傷行動を相談することができる子育ての相談先を紹介します。
◇児童発達支援事業所
児童発達支援事業所とはいわゆる放課後デイサービスや、療育プログラムなどを実施している施設を指します。事業所にもよりますが、保育士を始め、言語聴覚士や理学療法士、 作業療法士など療育の専門家が発達支援を受けられます。利用までにはお住まいの自治体の福祉担当窓口への申請が必要となりますが「通所受給者証」を取得すると低い自己負担額で利用できます。地域の児童発達支援センターでは相談事業も行っていて、保護者からの相談にものってくれます。
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◇発達障害者支援センター
発達障害の当事者、及びその周囲の関係者(保護者や教師など)を支援する機関です。大人の発達障害や、その関係者の支援が充実している施設ですが、基本的に年齢に関わりなく相談できる場所です。子どもの問題行動について、機能分析の知識がある発達支援の専門家も紹介してもらえる場合もあります。
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◇医療機関
自傷行動によるダメージが身体的、精神的にダメージが大きい場合や、解決に緊急性が求められる場合は医療機関への相談も選択肢の一つです。医療機関に相談する場合、「発達外来」や「小児神経科、「児童精神科」が専門となります。まずはかかりつけの小児科に相談してもよいでしょう。

一人ひとりに合わせた工夫で自傷行動をなくしていきましょう

子どもの自傷行動は、その行動自体が保護者にとって強い不安を生むことに加え、「愛情不足」や、「甘やかしすぎ」が原因ではないかという偏見が重なってしまう場合もあります。

自傷行動にどのように対応していけばいいかという点については、個別に考えていく必要があります。専門家のなかでも多少対応方法が分かれているかもしれません。自傷行動の原因は子どもの特性や環境によって異なり、それに応じた対応が必要になるからです。

解決に向けては子どもの様子をしっかり観察し、自傷行動をしなくてよいように工夫していくことが重要です。一人で抱えこまず、専門家に相談しながら保護者と子どもが安心できる体制を作っていけるよう努めていきましょう。

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監修: 井上 雅彦
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授
応用行動分析学
自閉症支援士エキスパート
LITALICO研究所 所長 (アドバイザー)
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発達障害のキホン さんが書いた記事

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