高校のリスク対応に号泣!「もしも」は怖いけど…高次脳機能障害の息子が大切にしたい「今」

ライター:ひらたともみ
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中学3年でくも膜下出血から高次脳機能障害になった息子。高校入学前には、息子への対応について要望を聞いてもらう機会も設けてもらい、いい高校生活がスタートできると期待していたのですが…。対応に二次被害を懸念する高校との狭間で「責任」について考えさせられました。

春休みに話し合ったときのムードはどこへ…

スタートしたばかりの高校生活ですが、早くも大きな壁にぶつかってしまいました。
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不安な高校生活…先生の「ある言葉」で、母の心が軽く!高次脳機能障害とLDのリク、いよいよ入学のタイトル画像

不安な高校生活…先生の「ある言葉」で、母の心が軽く!高次脳機能障害とLDのリク、いよいよ入学

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入学前の面談では、理解を示していたように思っていただけに、なぜ入学してから、あれもダメ、これもダメになってしまったのかと困惑しました。

確かに、高次脳機能障害のある人が、再び頭部を強打するようなことがあると、新たな症状に苦しめられる場合もありうることです。しかし、それを心配するあまりになにもかもが制限されてしまうのは、リクの望む高校生活とかけ離れたものでした。
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激しい頭痛を抱えながらも中学校では「経験すること」を優先

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今の子どもたちは、わりと簡単に「死ね」と言います。そして簡単に「死にたい」とも言います。だからそんなに深刻に考えることではないのかも…。

学校で体育や部活に参加させられないとダメ出しされただけで、命なんて捨てられるものか!という思いも正直あります。ですが、息子の口から出た言葉は聞き捨てることができません。15歳の「今」は、私たち大人が思う「今」とは全く異なります。

息子の望む高校生活のために

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「まだまだチャンスはあるでしょう?」「いいじゃない、そのくらい。もっと大変な人はたくさんいるんだから」

そういった言葉はいくらでもかけられますし、私も大人たちからその言葉を埋もれるほどに言われてきました。そうしてすっかり大人になった「今」、やはり、あのころできなかったことに納得などしていないのです。

10代というのは、理屈で未来を語るより、体感することのほうが、何十倍も充実感を味わえるのだと思います。

「心配」という言葉を使えば、体裁はいいかもしれません。でも「転ばないように」と予防することは子どもを守っているようで実はそうではない面もあると思います。リクのように体調に不安があろうがなかろうが、まだ15歳の少年ならこれからいくらだって「転ぶ」ことがあるかもしれないのです。大人の一方的な都合で、貴重な3年間の経験の機会を奪ってしまうのは納得できません。

さて、私は「リクの望む高校生活に近づけるなら」と高校が指示する通り、許可をもらうべく病院に行ってきました。正直、とても辛かったです…。

そのお話はまた次回に。
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「学校に行くだけで精一杯」高次脳機能障害のLD息子の頑張りに、涙

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本当はフラフラなのに…友達の前では気丈な息子、背中に見るは15歳のプライド


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