小学校生活をスムーズに送るために――発達障害がある子と保護者がしておきたい備えって?【編集長インタビュー企画】

2020/03/28 更新
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幼稚園と違って、小学校ではいろいろなルールに沿った集団生活が始まります。発達障害がある子どもへの配慮ってあるの?通級や特別支援学級はどんな感じ?入学前にどんな準備が必要? 

入学・進学シーズンを前に、発達ナビの編集長が、LITALICOライフのコンサルタント古川圭介さんと対談!LITALICOライフでの年間300件以上の個別面談や、LITALICOジュニアで3000組以上の保護者にペアレントトレーニングを行ってきた経験も踏まえてお話しいただきました。

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小学校入学前にできること、備えたいことって?発達ナビ編集長がインタビュー

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幼稚園や保育園、療育園などに通っていた発達が気になるわが子が、小学校へ入学…。大きな環境変化に不安定にならないかな?どんな支援が受けられるだろう?期待とともに、不安な気持ちも感じる時期です。

今回、LITALICOライフのコンサルタントで勉強会の講師もつとめる古川圭介さんと発達ナビの編集長が対談を行いました。古川さんはLITALICOジュニアでのペアレントトレーニングの立ち上げや、現場でも支援を行ってきた経験を活かし、現在はLITALICOライフのコンサルタントとして発達障害があるお子さんとそのご家族のさまざまな相談を受け、ライフプランニングづくりのサポートを行っています。

そうした中でであった、さまざまな事例や支援とのつながり方、配慮の依頼の仕方などまで幅広く語り合いました。

小学校入学前に悩みがちなこと――最適な進路を選ぶためには、特別支援学級とは?通級って何?支援の仕組みをまず知ること

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発達ナビ編集部 牟田暁子(以下、――):幼稚園や保育園でも集団行動は経験しますが、やはり小学校入学で大きく変わりますよね。今までと違って勉強という要素が加わりますし、ルールに沿ってお友だちと足並みをそろえなきゃいけない場面も出てきます。特性のあるお子さんの親御さんは「うちの子は大丈夫かしら」と、心配されます。

古川圭介さん(以下、古川):スタートでつまずくと、どんどん勉強にもついていけなくなって、小学校時代、ひいてはその先まで影響するのではと懸念する保護者の方は多いですね。

――:1学級の人数が多く、また一斉指示で動かなくてはいけなかったり…。さまざまな理由から、通常学級はちょっと心配だな…という場合、通常学級以外の選択肢も考えることができますよね。

古川:発達ナビのユーザーの皆さんはご存じの方も多いと思いますが、通常学級以外の選択肢として、特別支援学級があります。通常の小学校や中学校の中にあり、通常学級での学習等が難しいお子さんを対象にした少人数制のクラスです。発達障害のさまざまな特性について理解があり、一人ひとりに合わせた学習指導を行ってくれます。最初は特別支援学級からはじめて、学習状況や学校生活の様子を見て、途中で通常学級に移ることもできます。

また、各都道府県によって制度は違いますが、通常学級を選択した場合でも、特性のある子には通級指導教室(通級)という学習支援もあります。こちらは、通常学級に通いながら、その子が困難なことや苦手なことについて指導や支援を受けられます。

――:通級で困難さがあることへの支援を受けながらも、ふだんは通常学級でいろいろなお友だちと学校生活を送ることができる。でも、デメリットはないのでしょうか?

古川:通級はすべての学校にあるわけではないため、お子さんの在籍する学校にない場合は、通級がある近くの学校に通う必要があり、親御さんに送り迎えの手間がかかることもあります。東京都の場合は、特別支援教室を導入しています。通級との大きな違いは、これまではお子さんが通級学級に「行く」スタイルだったのが、指導員となる先生がお子さんの通う学校に来るシステムになったことです。

――:通級では、具体的にどういったことを学ぶことができるのですか?

古川:それぞれのお子さんの特性に合った学び方を習得することが目的です。指導内容は、言葉の教室や数の理解、情緒教室、集団生活のためのソーシャルスキルトレーニングなど、特性に応じてさまざまです。

――:特性のある子は得意なこと苦手なことの凸凹が大きいことが多いですから、通級で苦手なところをフォローしてもらえると、通常学級での学習や学校生活もスムーズに進められそうです。

支援級はどうやって探したらいいの?

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古川:私は現在、LITALICOライフのコンサルタントとして、勉強会や保護者さまとの個別面談も行っているのですが、通常学級に行くか特別支援学級に行くかを迷って相談に来られる方も多いです。通常学級に行かせたい気持ちはあるが、幼稚園・保育園での様子を見ていると心配だったり、特別支援学級が本当にお子さんに合うかどうかなど、気持ちが揺れていらっしゃいます。

――:自宅での様子と園や学校では違うこともありますし、わが子を客観的に見て、合う環境を見つけるのは実は難しいことだろうと思います。そうしたときの相談先としては、どういったところにつながる人が多いでしょう。

古川小学校に上がる前年度に自治体が行う就学相談があり、任意で申し込むことができるので、それを参考にすることはできます。就学相談は、幼稚園や保育園から教えてもらったり、療育センターから勧められるケースもあります。自治体によって異なりますが、春に説明会があり、夏から秋あたりまでに面談が数回あります。診断がついていない場合は、検査や医師による診察が行われることもあります。この期間に学校見学も行い、学校の様子を見ていきます。

就学相談の結果が通知されても、必ず従わなければダメというものではありません。就学相談はあくまで参考であり、最終的には親御さんの判断になります。お子さんが何が得意で、何が苦手なのか。また、親としてどういうふうにお子さんに育ってほしいのか。総合的に判断して、お子さんにとってベストな環境を選ぶことになります。

――:子どものことを一番分かっているのは親ですもんね。就学相談の結果に納得できれば、その選択を受け入れ、納得がいかなければ違う選択をしてもいい。絶対だと思わなくていいと言われると、少し気がラクになりますね。

特別支援学級も視野に入れる場合、どういったことをアドバイスしていますか。


古川:私は、特別支援学級の見学をお勧めしています。チェックしたいのは教室の環境です。お子さんの特性によっては、視覚優位や聴覚優位があると思います。例えば、教室に掲示物が少なく、授業では先生が口頭でのみ説明していたら、「うちの子は視覚優位だけれど、対応してもらえるのかな?」と気になりますよね。そこは、先生に相談してみる。すんなりと「対応できますよ」と返ってくると安心ですが、逆に「この教室はこのスタイルのままです」と言われるとお子さんに合っているかをよく検討する必要が出てきますね。

――:特性への合理的配慮は、皆さん気にされるところです。それぞれのお子さんで違うから、やはり親が事前に確認したほうがいいですね。

古川:お子さんに合った道具を使ってよいかどうかも、チェック項目です。例えば、足をぶらぶらさせてしまう子なら、足の位置や姿勢が保てるようにいすに補助シートをつけるなどの配慮を学校側が受け入れているかも、学びやすさを大きく左右する要素です。

――:特別支援学級の中でも知的や情緒など分かれていることもありますね。また、通常学級との交流の内容も、学校によって違いがあるとも耳にします。実際はどうでしょう。

古川:学校によっては、知的と情緒で分かれるところもあれば、人数が少ないから一緒に学ぶところもあります。情緒面で特性のある子で勉強は得意な場合、学習内容が知的障害のある子どもに配慮したものだと簡単すぎて早く終わってしまい、歩き回ってしまうということも起こりえます。実際に見に行ってみると、そういう状況も分かります。

また、通常学級との交流は、地域や学校によってかなり違います。交流がないケースもありますし、給食と特定の科目、例えば図工などは一緒に学ぶという学校も。校長先生の考え方に影響される面も大きいので、上の子のときは交流が多くても、下の子のときには校長先生が変わって方針が変更になるということも起こりえるのです。

学校と療育、ダブル体制だと心強い

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――:特別支援学級や通常学級に通いながら、療育施設を利用するケースも多いようです。古川さんはさまざまなケースを見てきたと思いますが、具体的にどういう点がよいと感じていますか?

古川:発達特性のあるお子さんは褒められる経験が少なくなりがちです。怒られる経験が多いから、どうしても自己肯定感が下がりがちなんです。療育施設では、褒めて伸ばそうという姿勢が基本としてあり、子どもが成功体験を積めるような関わり方をしてくれるので、達成感を育め、お子さんの自己肯定感が上がります。また、療育を利用することで、保護者にとっても相談できる場ができますし、情報もいろいろと入ってきます。

――:小学校前の段階で、育てにくさを感じていても診断を受けていなかったり、地域の発達センターを利用することもなかったりすると、療育についてご存じない方もいらっしゃるかもしれませんね。

古川:療育の利用には通所受給者証が必要なので、まずは自治体に申請する必要があります。通所するためには障害者手帳が必要だと思っている方がいらっしゃるのですが、受給者証と障害者手帳は違うものです。受給者証があれば、療育サービスを1割負担で受けられるなど、メリットもあります。

――:私の娘には重度知的障害がありますが、就学前は個別療育型の児童発達支援施設を利用していました。現在は預かり型の放課後等デイサービスを利用しています。1割負担ですし、納税額によって1か月あたりの上限額もあります。

古川:放課後デイサービス(放デイ)は、学校の授業終了後や学校が休みのときに通う療育機能と居場所機能を備えた施設です。障害のある子どものための学童保育的な役割を担う預かり型以外にも、個別療育型、運動特化型、就労に向けた支援をするところなど、いろいろなタイプがあります。家から通えるか、送迎が必要か否かなどを調べて、見学に行って、雰囲気やお子さんとの相性を確認してから通所先を決めるといいと思います。

子どもを中心に環境を考える

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――:例えばグレーゾーンのお子さんの場合、今目立っている行動が、障害の特性なのかどうか、はっきりしないから悩ましいという親御さんもいらっしゃいます。落ち着きがなくじっとしていられない。ADHDの傾向ゆえなのかもしれないが、小学校に行けば変わるかもしれない…。そのような悩みがある場合、どういう視点で進学先を選んでいけばいいと感じていますか?

古川特別支援学級、通常学級、どちらがいいとは一概に言えません。例えば、お子さんが何をするにも非常にゆっくりで、みんなが騒いでいる中でも一人で黙々と作業を続ける。ただ、周りの友だちよりも遅い。そんな様子を見て親御さんは心配になって、「うちの子はゆっくりだから、特別支援学級かな」と思いがちですが、そうとも限らないのです。

もし、お子さんが友だちのマネをしながら、時間がかかっても課題をやり遂げて、自己肯定感がそれほど下がっていないなら、特別支援学級ではなく通常学級が合っているかもしれない。周りの友だちからいい影響を受け、成長が促される可能性もあります。つねに「個」と「環境」の相互作用の観点で、お子さんに最適な環境を考え、選択することが必要です。

――:大事なのは、お子さん自身が自信を失わずいきいきと過ごせることですね。周りと自分を比べて落ち込みやすい子には無理をさせないなど、子どもの様子をしっかり見ることが大切ですね。

古川:親御さんにとっては、「特性による課題だ」と思っている部分が、ほかの人には個性として光って見えることもあります。親目線では気づかないこともあるんですよ。あるお母さんは「うちの子は飽きっぽい。どのおもちゃも少し遊んだらポイ。集中できず、いろいろなおもちゃに目が行ってしまう」と。別のお母さんは、「うちの子はこだわりが強すぎて、同じおもちゃでしか遊ばない。もっといろいろなものに目を向けてほしい」と。ないものねだりになりがちなんですよね。

1つのものにこだわる子はすごく集中力がある子。とことんやらせてあげるといいと思います。社会に出たときにも、何かに集中できる力があることは素晴らしいことですから。また、興味の対象がいろいろ変わる子は好奇心が旺盛で、それも才能です。いろいろな習い事をさせてみて、その中でも長くやろうとするものが出てくると思うので、それが見つかるのを見守りましょう。それがきっとお子さんの力として育まれていきます。

――:そうですね。気づかないうちに他のお子さんと比べてしまって、わが子のいいところが見えなくなっていることもありますね。

保護者として、小学校入学前にどんな準備をするべき?

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――:幼稚園や保育園と違って、小学校では45分間ちゃんと座って先生の授業を聞かなくてはいけません。「今のままの状態で学校に行ったら、絶対に無理そう」と不安に思っている親御さんも多くいます。そういうとき、どういう準備をしておくのがいいでしょう?

古川机に向かう習慣は身につけておきたいですね。最初から机で勉強をさせようというのではなくて、まず机に向かって何かをするということを、遊び感覚で始めてみるのがおすすめです。例えば、迷路や点つなぎ、タブレットを使わせるなど、楽しみながらなら無理なく集中できると思いますよ。

あとは本を読むことに慣れることですね。小学校に入ってひらがなを習いますが、字が読めないとなると、教科書の音読で一気に学校が嫌になってしまうことも多いと感じています。絵本の読み聞かせなどを通して、本を読むことが楽しいと感じるようになれば、字を学ぶことにも興味がもてるようになると思います。

――:学校では、教科書を使いますよね。そして教科書の中にある事柄について先生に質問されて、生徒が手を挙げ、名前を呼ばれてから「はい!」と答えるスタイルが定番。発達ナビの連載ライターさんの中でも、そこでつまずくのではと感じて、「本を使ったクイズを出してお子さんに答えてもらう」、そして一緒に正誤チェックをする、という練習を遊びの中でしたそうです。授業という形式を体で理解させていったわけですね。

古川:なるほど、クイズというのがいいですね。お子さんが楽しみながら参加できる。入学前の準備は必要ですが、詰め込むのではなく、お子さんが混乱しない程度に教えてあげましょう。もし、45分間座っていられなかったとしても、だからダメということではない。その子に合う学習環境を見つけてあげればいいので、心配しないでくださいね。

無理矢理、学校教育に合うように訓練しようとする必要はありません。お子さんが楽しく取り組める範囲で準備できればいいと思います。

夫婦で目線を合わせて、子どもの進路を考える

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――:夫婦で進路のことを話し合うときに、大事なことはありますか?

古川ご夫婦の間で、価値観をすり合わせて、最終的に同じ目線で考えることですね。以前、LITALICOライフの個別面談にいらしたご夫婦で、奥さんは特別支援学級に進ませたいと考えている、でもご主人は通常学級にと、意見が合わないケースがありました。奥さんは、幼稚園でお子さんが困り感を抱えている様子などから、無理せずに特別支援学級で小学校生活をスタートさせたいと考えていました。ご主人は、幼稚園での集団生活の中での様子はよく知りません。家での様子を見ていて、通常学級で問題ないと思っていました。

――:どうやって認識合わせをしていったのですか?

古川:個別面談の中で、奥さんには幼稚園での困りごとを挙げてもらい、私がそれを聞きながら客観的に整理し、「こういう理由で、不安なんですね」と。実は、ご主人は奥さんの知らないところで発達障害の本を読んだり、お子さんが特別支援学級に通っている同僚に話をきくなど、お子さんの進路について真剣に考えていました。お子さんに無理なく小学校のスタートをきらせたいという気持ちは、ご夫婦で同じだったんですよね。ただ、それぞれの選択が違っただけ。そこで、一度ご夫婦で特別支援学級の見学に行くことをおすすめしました。

見学後にまた面談に来てもらいました。ご主人は、特別支援学級でスタートしたら、小学校のうちはずっと特別支援学級で学ぶと思っていたようでした。見学のときに通常学級への転籍も可能なことを知ったそうです。最終的には、ふだんお子さんの様子を見ている奥さんが特別支援学級がいいと感じるなら、そこからスタートし、学校生活が無理なく送れそうだとわかったら通常学級に転籍しようと意見がまとまりました。

――:夫婦であっても、考えや気持ちをすべて共有するのはむずかしいですよね。第三者に話を聞いてもらう形ですが、実際は相手に伝える場にもなっていますね。お互いにうまく伝えられなかったことを共有できて、「そうだったんだ!」と同じ目線で考えられるようになったわけですね。

古川:両親の気持ちが合っていないと、お子さんが迷ってしまいますからね。

――:家族の目線を合わせるというのは、小学校の入学についてだけではないですもんね。これから先、家庭のいろいろな問題を解決するときにも大事になることです。
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就学準備についての勉強会など、さまざまなテーマで開催

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――:LITALICOライフには、古川さんをはじめ、専門のコンサルタントがいて、個別面談を行っているんですよね。

古川:はい。お子さんの特性や困り感をヒアリングして、親御さんの抱えている課題を一つひとつ整理しながら紐解き、小学校選びはもちろん、その先の進路選びもラクになっていただけるように、アドバイスをしています。親御さんの子育ての価値観はすごく大切で、それは急に変わるわけではなく、もともと持っていらっしゃるものなんです。お話しするなかでそういった部分も引き出して、お子さんの将来を描くお手伝いをしています。

――:進路を考えるうえで、学校選びはもちろんですが、教育費なども考えておかなくてはいけないと思います。そうしたことについても相談にのってもらえるのでしょうか?

古川:はい、もちろんご相談いただけます。お子さんの進路を考えるとき、その選択肢を狭めたくないという親御さんは多くいらっしゃいます。でも、「では、今、どんな準備をしていますか?」と尋ねると、あまりしていないという方も。お子さんが小さいうちに、将来教育費に掛けられる額はもちろん、マイホームはどうするのか、お子さんが巣立った後はどうするのかなどを具体的に考えているかで、お子さんの将来の選択肢が結構変わってきます。発達障害がある子どもとそのご家族にとって、進路選びを含めたライフプランニングは切っても切れないものですから、ワンストップで情報をご提供できるようにしています。

――:学費って、急な坂道のように上がっていくんですよね。我が家は上の子が高校生ですが、実感しています。小学校入学は、ライフプランを立てたり見直したりするのにもいい機会ですね。

古川さん、今日は密度の濃いお話をありがとうございました。

LITALICOライフの無料勉強会に参加するには?

LITALICOライフでは、小学校入学前のお子さんをもつ保護者向けに「就学準備」をテーマにした勉強会を開催しています。小学校の学習環境(通級、特別支援学級など)、就学相談、学習環境選びのポイント、将来的な教育費や準備することなど、入学前に知っておくべき進路のことがギュッと詰まった内容です(所要時間1.5時間)。希望者には個別に進路相談なども実施しています。
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お話を伺ったコンサルタント

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古川圭介(ふるかわ けいすけ)
LITALICOジュニアでペアレントトレーニングの事業を立ち上げ、3000組以上の保護者の方々にサービスを提供。児童発達支援と放課後等デイの一体型教室の創設にも関わり、教室長を務める。現在はその経験を活かし、LITALICOライフのコンサルタント、勉強会講師として、年間300組以上の発達障害のある子とそのご家庭の相談を受けている。

LITALICOライフについて

LITALICOライフはお子さまとご家族が「自分らしい人生」を歩んでいくために障害分野とファイナンス、その両方の専門家としてライフイベントやライフプランの見直しを相談できるパートナーです。社会資源やサービス・お金の知識といった幅広い内容を身につけることができる勉強会や、専門領域をもつコンサルタントとの個別面談・プランニングを提供しています。
取材・文/安井万季子
撮影/田村健児
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