小2で不登校になった娘。親子ともに傷つき、最後に私がたどり着いた答え。

ライター:ヨーコ
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「まさか小2で不登校になるなんて」。私は混乱してどういう風に受け止めたらいいのか、今後どうすればいいのかわからずにいました。周りの悪意のない励ましに傷つき、自分のストレスを子どもにぶつけてしまい、母子二人暮らしの私たちは行き詰ってしまったのです。
追いつめられた末に、自然と出てきた私の答えは。

娘が学校に行かなくなった

保育所までは元気よく通っていた娘。
小学校に入るとすぐに試練が待っていました。

友達関係、勉強、担任の先生とのやりとり。
その全てが娘を苦しめたのでした。

公園でお友達のグループに飛び込んでいったもの、リーダー格の女の子にいじめられるようになったのです。他の子と遊んでみても、トラブル続きでうまくいきません。

小1の3学期、計算するときに指をつかっていた娘は、同級生から「指で計算したらダメなんだよ」と何度も言われ勉強することが怖くなってしまいました。

また、習字を習っていたためか、文字を書く際は完璧にトメ・ハネが出来ている字を書くか、疲れて書きなぐるかのどちらか。その差を見た先生に、字の粗さをクラスみんなの前で指摘されたのも堪えたようです。

2年生になると、娘は月曜は休みがちになりました。それが火曜、水曜と増えていき、3学期になると全く学校に行けなくなってしまったのです。

周囲の言葉に親子ともに傷つく日々。

娘は学校に行かなくなり、放課後だけ私と一緒に登校するようになりました。

すると、すれちがう同級生に「不登校」「さぼり」「勉強しなかったら遅れちゃうよ」など、私もびっくりするような言葉を投げつけられました。家で親御さんと一体どんな話をしているのだろう…と、私もとても暗い気持ちになりました。

また、お友達のお母さんに「学校に行かないと勉強できなくなって、中学も高校も、大学も行けなくなっちゃうよ。お仕事もできなくなるよ。」と言われたことがあります。

傷ついている子どもにむけて、そんな正論を平気で語ることに驚きました。

私も近所の人から「こんなに学校を休ませてどうするの」と責められ、「じゃあどうしたらいいんですか」と道路で号泣してしまったことがあります。

善意で言ってくださる言葉に、私たち親子は追いつめられていったのです。

訪問指導で言われた衝撃の一言。

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心のつらさはそのまま体に表れました
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3年生になり、娘は学校に行かない日が続いていました。

疲れ果ててノイローゼ気味になった私は、病院の先生のすすめに従い、娘を特別支援学校に転籍して、訪問指導を受けることにしました。その時は、「訪問指導って無料の家庭教師みたいなものかな」と軽く考えていたのです。

ですが、初めて訪問指導にきた担当の先生は、娘を今まで通っていた小学校に無理やり連れていきました。
最初は泣きながらなんとか通っていた娘も、だんだんと力尽きるように行けなくなり、体調もどんどん悪化していきました。

苛立った様子の先生は、私の前で娘に向かってこう言ったのです。
「学校に行かないとお母さんが警察に逮捕されるよ」

娘は泣き崩れ、私は怒り心頭。
訪問指導はそれで終わることになり、娘は喘息発作を初めておこして入院しました。

病院では、喘息の治療と生活改善、放課後登校の指導がされました。
ですが喘息が治っただけで、あとは成果もなく退院することとなりました。
次ページ「最後に自然に浮かんだ答え」

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