幼少期に全ての検診で発達障害を見過ごされた息子…診断に至ったきっかけとは

ライター:ハニー真夢
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幼少時の節目健診で、発達障害を見過ごされて小学校に入学した末っ子次男。発達障害と診断されるまでの経緯と、現在中学1年生の次男の様子をご紹介します。発達障害の子どもを育てているママたちの参考になれば幸いです。

次男は広汎性発達障害。愛の手帳・4級(東京都の療育手帳)を持っています。

次男は現在中学1年生。
2015年4月から市立S中学校にバスで通っています。

彼は2014年8月に愛の手帳(東京都の療育手帳)をもらったために、学区外にあるS中学校の「特別支援学級」に通うこととなりました。

今は支援級に慣れて、友達がたくさんできて、楽しい中学校生活を送っています。

そんな彼の幼少時代をご紹介します。

育てやすく、人気者だった幼少期

次男は、長男と7歳違い、長女と5歳違い。
年が離れている次男は、楽で育てやすい子でした。

目が合うとニコッと笑い、生後6か月頃には既に言葉を理解していました。

保育園は小学校に入る前だけの1年保育。
引っ越しで退園した子がいたために6歳児クラスの空きに入園できました。

そこではなんと、退園した子と次男は偶然同じ名前!
入園初日から「ヤマト君が戻って来たみたい。」と女の子達が大喜びで男の子達からも人気者でした。
遠くへ引っ越した友達と同じ名前の次男は、寂しかった皆の心を癒したのかもしれません。

小2の担任K先生が、次男の発達障害を見抜いてくれた

小学校に入学して初めての夏休み。
宿題に困っていた次男。

当時、学校給食調理員だった私も夏休みがあり、次男に宿題を教えていた時のこと…。

「何かおかしい・・・。」と感じました。

すぐに、次男は読み書きが全くできないことに気付きました。

読み書きを教えるのは困難を極めましたが、夏休み中には覚えてくれて宿題もこなし、その時は「こんな子もいるのね。」くらいにしか思いませんでした。

それから1年後。2年生の夏休みの事です。
当時は夏休みに家庭訪問があり、自宅に来た担任のK先生から「ヤマト君には障害があると思います。」と言われた時は青天の霹靂でした。

「知的」と「発達」に少し障害があると説明してくれました。

K先生は、
「障害は育て方でも、遺伝でも、家庭環境のせいでもありません。大丈夫、今から支援していけば自立ができます。将来は就職もできますよ。」と仰いました。

…思い起こせば、つじつまが合います。

去年の夏休みに読み書きが全くできなかったこと。
どんな子でも、1学期中に読み書きは覚えるはず。

さっそく、養護教諭に連絡をして発達検査の予定を組んでくれたK先生。
次男の小学校では、養護教諭が市の教育課に連絡をとる窓口係で、教育課から委託の臨床心理士へ連絡が入るシステムでした。

後に電話で、検査は約3ヶ月後の11月になると言われました。
次ページ「発達検査の結果は、IQ73の「境界線レベル」」

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