昨日は父の日でしたね。
父の日になると思い出すことがあります。

夕方、駅前から自宅があるベッドタウンへ向かうバスの一番後ろの席に、いつも50代くらいの父親と20代くらいの息子さんが乗っていました。
その息子さんはいつも声がとても大きく、抑揚のないロボットのような感じで、敬語でいつも父親に話しかけていて、いつも会話がまる聞こえでした。
それに対し、父親は周りには聞こえない小声でボソボソと答えていました。

ある日、青年がいつもの席に座って父親に話しかけました。
「お父さん、お父さんは僕より先に死んでしまうのですか?」
ゴニョゴニョと父親がなにか答えた後、
「そしたら僕はお墓を立てようと思います。」
「お父さんが好きなお稲荷を毎日持って行きます。」
「お花もあった方がいいですか?」
「何色の花がいいですか?」

この後も何か話していたけど、涙が出そうなのを我慢するのに必死で、この先は覚えていません。
なんか、親子愛の根源を見た気がしました。