こんにちは。システムエンジニアにして看護師であり児童発達支援管理責任者の古谷です。前回、「次回のブログ更新の時には新しくなった教室の写真をお見せする予定です」と記しましたが、予定は未定。今月の下旬にUPいたします。
さて、本日(4月7日)の朝日新聞の朝刊に「インクルーシブ教育」の記事があり、その中で東京大学教授(人間支援工学)の中邑賢龍さんが次のように述べています。
「障害の有無にかかわらず、タブレット端末も電卓も、好きな道具を授業にも試験にも持ち込んでいい。また、努力しても苦手な教科は他教科に振り替えてもいい。そんな学校になれば、自然体で、最大限のパフォーマンスが発揮できる学習環境になるに違いありません。それが真のインクルーシブ教育だと思います。一斉指導でも個別指導でも、標準的な人間像を作り上げ、そこに近づくことを目標にした今の日本の学校の教育が根本から変わらない限り、本当のインクルーシブ教育にはなり得ないのではないでしょうか。」
皆さんはどのように思われるでしょうか?
確かに中邑先生のおっしゃる通りで、そのような学習環境を整えたい。だが今の日本の学校の教育が根本から変わらなければ、社会も変わらない。お子さんの5年後、10年後が今と変わらない社会だとしたら、色々なことにチャレンジするには勇気がいります。ためらってもしまいます。私たちのすることが正しいのか、間違ってはいないのか、答えは出ません。悩み、迷っている間にも子供たちは成長します。結論は出ませんが、とにかく「強み」を持ってもらいたい。その「強み」を生きていく「チカラ」に、との思いは間違ってはいない。私たちはそう信じて、お子さんの支援に取り組んでいます。
インクルーシブ教育
徒然
19/04/07 18:40