朝晩冷えるようになり、すっかり秋を感じられる季節になりましたね。
てらぴぁぽけっと新宮中央駅教室の三村です。
発達に特性のあるお子様の中には、感覚処理に障がいを持つお子様が多く、
特定の刺激に過敏だったり、もしくは鈍感なお子様もいらっしゃいます。
その感覚処理障がいというものには、大きく分けると以下の4つの領域とういうものがあります。
①低反応→いわゆる感覚鈍磨(どんま)
例えば、痛みを訴えない。目が回らない。濡れていても気づかない。
②感覚探求→強い刺激を求める
例えば、キラキラしたものを見続ける。頭を壁に打ちつける。
③感覚過敏→いわゆる感覚過敏
特定の刺激に敏感である。
④感覚回避→刺激を避ける
例えば、嫌いな音に耳塞ぎをする。決まった服しか着ない。
これらは単体であらわれるのではなく、相互に関係しながら起こります。
さらに上記の「感覚過敏」と言われるものには以下のような種類があります。
=聴覚過敏=
普通に感じられる程度の音が異常に大きく感じられる。
大きな音、騒ぐ声、電車など。
=視覚過敏=
光が眩しく感じる。
たくさんの物があると1つを探せない。
=嗅覚過敏=
食べ物や、石鹸、香水など、特定の匂いを苦痛に感じる。
=味覚過敏=
特定の食感に対し、味や温度、舌触りなどを口の中で敏感に感じ、食べられないものがある。
変化が苦手で決まったものだけ食べたい。
=触覚過敏=
他人に身体を触られることが苦手。手を繋ぐことが苦痛。
衣服のタグなどのチクチクした感触を不快に感じる。
=前庭覚(ぜんていかく)過敏=
乗り物酔いをしやすい。姿勢保持が苦手。
ぐるぐる回らないと落ち着かない。
=固有覚(こゆうかく)過敏=
力加減が難しい。ものを落とやすかったり、こぼしたりする。
というように、感覚過敏というものには様々な種類あるのです。
てらぴぁぽけっとでは、スライムや、ぷにぷにボール、粘土など
さまざまな教材を使用したり、また、感覚に対する工夫した声掛けや,
働きかけをしたりしながら、不安や恐怖を感じる刺激に対して
弱い刺激から順番に少しづつ慣れていけるようなプログラムなど、
お子様の「感覚」がどのような感覚であるのかを分析しながら
お子様に合った支援を行っております。
興味を持たれた方はてらぴあぽけっと新宮中央駅前教室にお気軽にお問い合わせくださいね。
てらぴぁぽけっと 新宮中央駅教室
TEL:092-692-8551
福岡県糟屋郡新宮町中央駅前2-1-3
新宮ステーションビル201
「感覚」のおはなし。
教室の毎日
21/11/03 08:46