成長期の子供にとって、何を食べているかは発育にとても大きな関わりがあります。
『成功する子は食べ物が9割ー幼児・小学生ママ必読!冷蔵庫の中身がカラダの中身』
細川モモ監修
という本があるように、子供に何を食べさせるかは親の問題です。
脳、筋肉、血液、内臓、皮膚、骨などの材料はすべて食べ物に含まれる栄養によって作られます。たとえば脳神経の発達に不可欠な鉄分など、親が与えなければ身長の伸びなど発育発達に問題が生じる栄養素もあります。普段の食事では不足しがちな、ビタミン、ミネラル、タンバク質は意識的に摂れているでしょうか。
「疲れやすい」「集中力がない」「やる気がない」「キレやすい」は栄養不足が原因の場合があります。お菓子は栄養がないどころか、糖分、塩分、トランス脂肪酸など健康を害する可能性があるものが過剰に含まれています。実は日本のあちこちで、血糖値やコレステロール値、尿酸値などで引っかかる小学生が多く問題になっているそうです。子供だからといって気にしないでいると、体形は太っていないのに中身がメタボ化している「軽度肥満」になっているかもしれません。お菓子は「適量」をコントロールしてあげていただきたいです。
忙しいお母さんにとって食事作りは大変です。しかし長い目でみると人生のうちの子供が成長するまでは十数年です。子供の一生を決める重要な時期ということを理解していきましょう。
文章:理学療法士 加門 知美(専属スタッフ)
北海道大学医学部保健学科理学療法学専攻卒業
国家資格を取得し、現在理学療法士10年目
栄養の話し①
情報発信豆知識
20/11/28 18:51