今回は糖化についてのお話です。
糖の摂り過ぎが体にどう影響するか、、、
糖は体のエネルギー源として必要ですが、摂り過ぎて余った糖は体内のタンパク質と結合して変性し(これを糖化反応という)、AGEsという「終末糖化産物」として体内に蓄積し悪影響を及ぼします。
AGEsの蓄積により、まずは体内のタンパク質が存在する部分に異常が現れます。
人体の構成要素の約20%がタンパク質というほどタンパク質は身体を構成するための重要な物質であり、骨や皮膚、軟骨、血管、筋肉などに存在します。そのためAGEsの蓄積により、骨折、皮膚のたるみ・しわ、筋力低下、臓器機能障害、アルツハイマー病、など全身に影響が現れます。また、卵巣機能の低下により不妊の原因になっているとも言われています。女の子の体は、子供のうちから母になる準備を進めているため、糖の摂り過ぎには特に注意していただきたいです。
では糖化を防ぐにはどうしたらよいか。
⑴血糖値の急激な上昇を防ぐこと
⑵血糖降下ホルモン・インスリンの過剰分泌を避けること
これを実現する食べ方がポイントとなります。
そのためには
①よく噛んでゆっくり食べる
②食物繊維が多いものから食べ、糖を多く含む食品は最後の方に食べる
③低GI食品を選ぶ
野菜といえどニンジンやサツマイモはGI値が高いので注意
④清涼飲料水、繊維質が取り除かれたフルーツジュース、砂糖が多いお菓子は避ける。
などです。そして何よりバランスの取れた食事を心掛けてください‼
文章:理学療法士 加門 知美(専属スタッフ)
北海道大学医学部保健学科理学療法学専攻卒業
国家資格を取得し、現在理学療法士10年目
栄養の話し②
情報発信豆知識
20/12/01 19:23