こどもサポート教室「きらり」綱島校

「こどもサポート教室」を開く背景についてお話したいと思います。
当クラ・ゼミは、そもそもは、その名のとおり小学生・中学生・高校生対象の学習塾です。設立時から今日まで小学生、中学生、高校生を中人に数多くの生徒を輩出してきました。
私たちの学習塾は合格実績を誇りにしたり、勉強のできる生徒だけを集めたりするのではなく、「どのような生徒にも門戸を開く」「一人ひとりにあった教育をする」「わからないところをしっかりと理解してから前に進む」という３つの基本方針を中心に捉えて、社会に貢献できる人材を育成してきました。
言い換えれば教師全員が「わからない生徒にはわかるまでトコトン付き合って教える」「それぞれの生徒が目標にしているレベルに引き上げていく」努力を共有してきた学習塾です。
そうした中で「さまざまな困難を抱える子どもたち」との出会いが数多くありました。小学校や中学校時代に不登校になってしまった子どもたち、生まれつき人とコミュニケーションがうまく取れない子どもたちなどです。そのような子どもたちのために学習塾の枠を超えた専門施設の必要性を痛感しました。そして、2013年に障害児通所支援施設として「こどもサポート教室」を開設するに至りました。それぞれ「一人ひとりがかけがえのない存在である」、また「一人ひとりがキラリと輝けるように」を理念としてまいりました。これこそが45年前の設立当初から目指してきた理念そのものです。
子どもたち一人ひとりには個性があり、飛躍できる能力があります。そうした子どもたちの成長の芽を大きくしていくのが我々の使命です。これからも小さな芽が大きな木に成長するように日々精進してまいりたいと考えております。

こどもサポートの特徴でもある「マンツーマンでの個別支援」は、それぞれの発達状況において、お子さま・保護者様のニーズをより生かすことができる療育スタイルであると感じます。
その中で「褒めることで成功体験を多く積み、自己肯定感を育む」こと、また「指導員と信頼関係を築く成功体験」を重ねることを大切にしながら療育を行っています。
お子さま一人ひとりに対して、どうしたらよりよい成長のための力になれるか、マンツーマンでの個別支援だからこそできることは何か、そして「療育とは何か？」「支援することとは何か？」を事業所全体で考えながら、よりよい支援・事業所運営ができるよう日々努めています。
保護者様のお子さまに対する愛情や危機感をお聞きする中で、私たちに求められているのは、療育のプロとしての大きな責任のある仕事だと改めて実感しています。
これからも、地域に必要とされお子さま・保護者様と一緒になって、よりよい成長のお力添えができるような事業所を目指していきたいと思います。

10：00　出勤、朝礼
　　　　　事業所内でその日のスケジュールの確認や連絡事項の共有を行います。
11：00　支援準備
　　　　　予定されている支援について、指導員さんと話しながら対応方法やプログラムについてアドバイスを行います。
12：00　お昼休み
　　　　　職員さんとお弁当を食べながら雑談
13：00　相談員さんと連絡調整
　　　　　支援状況や保護者様の困り感について情報共有を行います。担当者会議に出席することもあります。
14：00　計画作成会議
　　　　　事業所全体で支援状況等を確認しながら、お子様の成長した点や課題、保護者様のニーズから次の個別支援計画を作成します。
15：00～18：00頃
　　　　支援・保護者様対応
　　　　　通所されるお子様の支援状況を確認しながら保護者様とコミュニケーションを図り、成長した点や困り感をお聞きします。
18：00　報告業務
　　　　　今日1日の事業所運営について上長・会社に報告します。
19：00　夕礼・退勤
　　　　　明日の予定を確認し退勤します。　　
　　　　



　　　

お子さま一人ひとりの成長に長く深く携われることが魅力の一つだと思います。
保育園や幼稚園、学校での集団の中では手が届きにくいことが、指導員とマンツーマンでの個別支援を行っているこどもサポートでは一人ひとりの個性に合わせ、じっくりと関わることができます。また児童発達支援と放課後等デイサービスの多機能型事業所のため、長い方では約3歳～高校卒業まで成長に携われ、保護者様と一緒に成長を喜べることが大きな魅力です。できないことができるようになったり、お子さまの表情が日に日に明るくなったり、「来てよかった」と保護者様からお言葉を頂くことでより実感することができます。
㈶発達支援研究所での研修制度も魅力の一つです。
一緒に働く職員さんは、年齢やこれまでの経験もそれぞれで多種多様です。他業種からチャレンジし活躍している職員さんも在籍しています。それぞれの得意なこと、経験、趣味等を活かしながら、㈶発達支援研究所での定期研修や事例検討会などでスキルアップすることができることも魅力の一つです。

多種多様にある児童発達支援・放課後等デイサービス事業所の中でも、地域によっては指導員とマンツーマンでの個別支援を行っている「こどもサポート教室」は特異な事業所でもあります。そのため、その需要は決して小さくなく、比例して責任も大きいものであると考えております。藁にも縋る気持ちで「こどもサポート教室」に通所される保護者様も少なりありません。
そんな、発達に凸凹があるお子様保護者様に安心して通所していただき、よりよい成長のお力添えができるようになるためにも、私たちスタッフ一人ひとりが療育のプロとして高めあい、地域に必要な存在になっていける事業所を目指しています。

現在こどもサポート教室で活躍している職員はみなさん「こどもが好き」「こどもと遊ぶことが楽しい」そんな気持ちを忘れず、いろんな年齢、発達段階のお子さま、保護者様の気持ちに寄り添いながら支援を行っています。時につらく苦しいこともありますが、励まし支えあいながら、お子さまの成長のために「こどもサポート教室」は何ができるか？を模索しています。それを乗り越え、よりよい成長のお力になれるよう、現状に満足せず日々学ぶ姿勢も欠かせません。支援のプログラムや教材なども職員さん一人ひとりの、これまでの経験や個性、アイディアが教室中にあふれています。「こどもサポート教室」でこどもたちと一緒に成長したい！そんな気持ちをお持ちの皆様と仲間になれることを楽しみにしています！