勉強も大事だけど、なによりも重要なのは、自分の居場所があること

一方で学校生活は楽しく送れているようです
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中学校生活でつまずいた経験はたくさんありますが、一方で、何にも代えがたい経験もあります。

長男が通う中学校には、長男と似たタイプのお子さんが多いようで、小学校と比べると友達もずいぶん増え、コミュニケーションの幅が広がったように感じます。

私は、人とのコミュニケーションが円滑でない長男に対して「この子は中学校で対人関係のトラブルがおきてしまうかもしれないな」と心配していました。ですが、現在学校で自分の居場所が確保できているようです。これは成績という目に見えた評価とは比べられません。「本人に合った環境で成長すること」が重要であると改めて感じました。

中学生の長男と関わる上で気をつけたこと

とはいえ、本人に合った環境で過ごせているのであれば、環境を維持するためにも勉強を頑張らないといけません。

関わり方を模索する中で、親として気をつけたいと思っていることがあります。
それは、「長男が帰宅したらすぐ(できれば笑顔で)出迎える」ことです。
親としては長男が話しやすい状況をつくっておこうと思います
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親が笑顔でいることが居心地のよい場所になるという理由もありますが、目的は別にあります。
帰宅して真っ先に出迎える(長男が遊び始める前に先手を打って話しかける)ことで、親子で言い合いになる機会が減ったり、「やるべきこと」が伝わりやすいです。

行動するのは本人ですが、せめて話がしやすい状況はつくっておきたいと思います。

執筆/スガカズ
(監修:井上先生より)
息子さんが思春期の中学生になり、学校も担任の先生がすべてを掌握していない中学校という環境で、「全てをサポートすることはできない」という、親としてのもどかしい気持ちが伝わってきました。中学~大学という期間は、自分に合った勉強の仕方やミスをなくすやり方などを自分自身で発見していく期間だと思います。そのはじまりが中学時代なので、親子共に戸惑いもあるかもしれません。
親子の関わり方も変化していく時期です。直接的な指示などがうまくいかない場合は、保護者自身の中学時代の失敗体験や、その中で試行錯誤してうまくいった体験などを話していくことは、一方的な指示を嫌う世代にはよいかもしれません。

もどかしい思いの中でも少し距離をおいて見たときに、毎日学校で楽しく過ごして帰ってくる息子さんの様子に気づき、本人なりの居場所がある大切さを感じられたんだと思います。笑顔で迎えるというのもとてもよいと思いました。
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