こんにちは!せかいのかたち2ndです!
今日ご紹介したいのは、平山和子さんの『くだもの』です。
幼児向け絵本のベストセラーとして、書店にもよく並べられているこちらの絵本。驚いたことに、初版はなんと約40年前。
愛され続ける理由がよくわかります。
表紙のさくらんぼから始まり、すいか、りんご、なし、ぶどう、いちご、くり、みかん、かき、バナナ、と日常生活でよく口にする身近なくだものが次々に登場します。
一瞬、写真かなと思うくらいにリアルに、かつ温かみのあふれるタッチで描かれているくだものたち。読む度にみずみずしいくだものを頬張りたい気持ちにかられます。それは子どもたちも同じようで、この絵本を嫌がるおともだちにはまだ出会ったことがありません☺️
この『くだもの』は、“ことばのじかん”に度々登場してもらっていますが、同じおともだちでも時を追うごとに少しずつ反応が変わってきます。
最初はただただじーっと聞いて絵を眺めていたおともだちが、
自分で絵本を持って身を乗り出してみてくれるようになったり。
好きなくだものは、指さして名前を言ってくれるようになったり。
「はい、どうぞ」でくだものを口元に持っていくフリをすると、それに応えて口を動かして「モグモグ」と食べるフリをしてくれるようになったり。
注意、集中、指差し、発語、フリがでているかどうか、などなど、絵本を楽しんでくれている時の様子からいろいろなことが読みとれます。
反応が着実に増えていく、その成長ぶりを傍らで見せてもらえることを、とても嬉しく思っています☺️
どの絵本が好き?#12
教室の毎日
22/05/07 23:01