こんにちは!!
個性育成型デイサービスALOの谷村です!!
今回は『待つ』についてのお話。
多動で基本動きっぱなし、発信は直接行動多めの児童がいました。
デイでは、カード発信を練習中。
もちろん、『待つ』事も苦手なわけです。
今までは、タイマーをセットしても、待てず動き回ってタイマーの存在を忘れてしまうくらい。
そんな児童の好きな食べ物は『カップラーメン』。
お湯を入れて、必ずタイマーをセットして、3分待ちます。
始めは、タイマーをセットしても、席を立ち、鳴っても気づかず、スタッフが呼んで戻ってきてもらっていました。
必ず、タイマーのボタンを本人に押してもらうようにしていたら、鳴ったら自分で戻ってくるようになりました。
しばらく続けていると、タイマーが鳴るまで、椅子に座って他の物を食べながら待つ事ができるようになりました。
タイマーをセット→鳴るまで待つ→鳴ったら止める→ラーメン食べれる
上記の流れが、しっかり児童に入りました。
ある時、お昼の時間前に、本人が『ひるごはん』のカードを使って、ご飯の要求をしてきました。
いつもなら、タイマーをセットしてもわからず、すぐに食べれない事に怒っていました。
この時、タイマーをセットして横に『ひるごはん』のカードを置いておきました。
すると…
タイマーとカードを見て動きが止まり、それをじーっと見つめながら、タイマーが鳴るまで怒らずに待つ事ができたのです!!
カード発信練習とタイマーの理解をした児童の成長が見られた一瞬でした。
待った先に何があるのか。
それがわかって、繋がれば、苦手でも頑張って待つ事ができるんです!!
さて、次はどんな内容か…
お楽しみに!!
待てるようになった!!
ALO
19/10/21 11:13