こんにちは!ハッピーテラス戸畑駅前教室の𠮷岡です(^^)/
梅雨入りのニュースが流れていますが皆さまいかがお過ごしですか?梅雨になると体調が悪くなる方もいらっしゃいますよね。先日ニュースで見ているとその症状を「気象病」と言い、れっきとした病気だそうです。利用者の子どもの中にも不調を訴える方がいます。しかしどのように言葉で症状を伝えると良いか分からずにただ不機嫌に人にあたったり宿題やトレーニングが集中できない姿が見られます。
以前私が講習会で教えていただいた内容に私たち子ども達に携わる仕事をしている人は小児科の先生のようになってほしいという内容がありました。それは大人は自分の状態を言葉で説明することができるのでそれぞれの専門の科があります(内科や消化器科など)。でも子どもは言葉で伝える事が難しいので小児科の先生は全ての病気を理解して子どもの訴えからその病気を導き出して対応できる力が必要だということです。
前置きが長くなりましたが('◇')ゞ 先日、本教室でこんな出来事がありました。
ある男の子が算数のひっ算をしていました。その男の子は元気いっぱいでお友達のことが大好きで優しく周囲の様子に気づくことができる性格です。ただ言葉での表現が苦手です。その日は来所したときから不調だったのですが本人なりに宿題を頑張っていました。そして終了が見えてきたときにスタッフが「後は定規で(ひっ算の線)をひいたら終わりだね」と定規を渡しました。しかし、「ひかなくていい」という男の子と「線をひこう」というスタッフで押し問答になってしまいました💦
その後にその男の子は「もういい!」と言い、自分の思いが伝わらないことへの怒りで勢い余って定規を割ってしまいました。そして「(定規を壊してしまったことを)物にあたったらダメだ」というスタッフの言葉を聞き入れられず、自分がしたことへの謝罪を頑なに拒んでいたため別スタッフに対応を委ねました。別スタッフはその二人のやり取りは理解できていましたので落ち着いて本人の気持ちを聞くと「ひっ算の線をひかなくていいと学校の先生に言われたことを話したのに聞いてくれなかった」と涙を流しながら話しました。
別スタッフはその男の子の気持ちを受容したうえで「言葉で伝えること」の大切さを伝えると素直に納得して最初にかかわったスタッフの元に行き自分の考えや謝罪の言葉を伝える事ができました。
私たちスタッフも、それぞれの自分たちにできることを協力しあいながら、小児科の先生のように声なき子どもの声に耳を傾け成長のお手伝いができるようにこれからも日々精進したいと思った出来事でした(*^^*)
宿題をしている時に…📖✐
教室の毎日
22/06/16 13:27