みなさんこんにちは!
LITALICOジュニア越谷教室です。
今回は身近な物で手作りできる教材の一例を紹介します☆
教室ではたまに、お子さまがボタンの掛け・外しがうまくできないと
保護者の方からご相談をうけることがあります。
ついつい根性論で、お子さまに何度もボタンを掛ける・外す練習を促しがちですが、
手先の使い方や発達には段階があります。
まだ指先が未発達のお子さまにとって、ボタンを扱うのは容易なことではありません。
ボタンの作業には、指を使って物をつかむ、ひっぱる、
穴の向きに合わせて手首をひねる、両手で作業をするなどの手先のスキルが必要です。
そこで今回ご紹介したい手作りの教材がこちらです!(写真をご参考になさってください)
貯金箱のような切れ目がある容器に、おはじきを入れて遊ぶ教材です。
単純なものですが上記で記載した、手先の発達に必要なスキルを身につける練習になります。
作り方は、食品保存用のプラスチック容器の蓋にカッターで切れ目を入れるだけです。
切れ目の大きさは、指でぐいっと力を入れて押し込まないと入らないぐらいの幅に、
調整して切ってください。
ゆったり目ときつめの幅の切れ目があってもよいかもしれません。
全部頑張って入れないといけない大きさだと、お子さまが疲れてあきらめてしまうので、
時折お子さまに「簡単!できるぞ!」と思ってもらえる場所も
作っておくことがやる気を継続させるコツです。
さらに、お子さまがおはじきを入れる瞬間、大人が容器を回転させて穴の向きをかえると、
お子さんが切れ目の向きに合わせて手首をひねって入れる練習にもなります。
回転させる時は「動くよくるくる~」と言いながら、
ゲーム感覚で楽しみながらおこないましょう。
動くことが気になるお子さまにはさりげなく回転させます。
また、お子さまにおはじきを渡す時に、
大人の指と指の間におはじきを挟んだ状態で差し出し、
お子さんにおはじきをつまんでひぱってとってもらうと、
ボタン作業で必要なつまんでひっぱるスキルの練習にもなります。
とってもらう時は
「おはじき隠れてるよ!とってとって!んんん~っぽん!とれた」
などの声掛けや効果音をつけたり、時折簡単に取れる時も作ってあげて、
お子さまが嫌にならない工夫もしましょう。
楽しく継続できるもので、お子さんの「できた」を増やしていきたいですね。
ご参考になれば幸いです♪
手作り教材のご紹介☆
教室の毎日
19/11/13 13:15