幼児期から知的遅れが指摘されていました。市の療育を受けていましたが、少しは良くなったもののあまり大きな改善はありませんでした。
年長の終わり頃から当所に通い始めました。記憶力、思考力共に健常児よりは明らかに弱く、ひらがなも、毎回当所で教え、家でも親御さんが教えてもなかなか覚えられず、小学校に入学してから後も、学校で毎日授業を受けていても、新しいひらがなの文章は、一人で読めない状態が続きました。
情緒的には、基本的に他の子供達と一緒に行動するのは大好きなのですが、ひらがなを読んだり、数を数えるのも苦手で、それらを教えようとすると、急に不機嫌になって学ぼうとしないことがよくありました。
学校、特に普通学級は毎日授業で勉強するところなので、学校の先生によると、1年生の頃は、学校でも泣いていることがよくあったそうです。
しかし、2年生になると、全く泣かなくなり、ひらがなを読んだり、足し算引き算も少しわかるようになって、プリントを配ったり、黒板を拭くのをお手伝いしたりするのが好きで、学校も楽しそうに行っています。
まだ健常児には追いついていませんが、普通学級でみんなと一緒に授業を受け、宿題も毎日頑張って、本児なりに、随分成長しています。今後とも明るく頑張ってほしいと思います。
普通学級で頑張っています。発達障害
教室の毎日
22/09/30 14:59