こんにちは、グリップキッズ小向校です。
今週は「理科実験」週間で、「水の上に咲く紙のヒミツ」をおこないました。
花びらの形に切った紙を小さく折りたたみ、それを水の上に置くと折り目が伸びて元の形に戻るという実験です。
まるで紙が元の形を覚えているようですが、ただの紙が形状記憶合金のようなはたらきをするのでしょうか?
実は紙は、植物のせんいをからみ合わせてつくられており、植物のせんいは水分を吸収すると太く短くなる性質があります。
その性質を使い、みなさんと「コピー用紙」、「半紙」、「折り紙」、「お花紙」
4種類で実験をおこないました!
折った紙をそっとプールの中に入れると・・・・・・・・
みるみる紙が開きました!
大成功です!!
折りたたんだ紙を水に浮かべるとせんいが水分を吸収し、折り目の外側のせんいは折るときに引き伸ばされているのでとくに強く収縮します。その結果、水面側に紙が引っぱられるので折り目が伸び、花が咲いたように見えるのです。
水分によって折り目が元に戻る現象は、紙だけでなく、綿や麻などの植物せんいでつくった布でも生じるので、 シワになった衣類に霧吹きの霧や、アイロンのスチームを当てるとシワを伸ばすことができます。
是非、ご家庭でも試してみてください!
理科実験! 水の上に咲く紙のヒ・ミ・ツ
教室の毎日
21/05/14 11:14