「五感で感じる」自然体験 〜賎機山でのひととき〜
今日は子どもたちと一緒に、静岡の自然豊かな**賎機山(しずはたやま)**を登りました。
往復で約30分ほどの短い山登りですが、ただ歩くだけでなく、「五感を使って自然を感じてみよう」というテーマをもっての活動です。
子どもたちはそれぞれのペースで、五感をフルに使って自然を感じ取っていました。
木の幹にそっと手をあてて、ザラザラした感触を確かめる子。
「あ、鳥の声がする!」と耳をすませる子。
花の香りをかいで「いいにおい」と教えてくれる子。
森の中から見える街の景色をじーっと見つめる子。
「味覚だけは難しいかな…」と思っていたところ、帰りの室内活動での一コマ。
パンケーキを食べた場面を思い出して、「あ、パンケーキの味が味覚だね」と教えてくれた子がいました。
そのひとことに、場がふわっと和み、みんなの顔に自然と笑みがこぼれました。
今回の活動では、「五感を使う」ことで、
子どもたちが**“今この瞬間を楽しむ力”**を自然と発揮してくれていました。
「感じること」や「表現すること」は、無理に教え込むのではなく、
安心できる場とちょっとしたきっかけがあれば自然と芽生えるものなのだと、改めて感じた時間でした。
「うちの子、感覚が敏感で…」
「何かに集中すると周りが見えなくなってしまう」
そんなお子さんでも、五感を通した自然との関わりは、とても大きな意味を持ちます。
ゆっくりで大丈夫。
それぞれのペースで、「感じる力」を育てていけるような、そんな場をこれからもつくっていきたいと思っています。
かぶとむしクラブ
山登り
教室の毎日
25/05/26 18:24
