同じがいいのかも
教室の毎日
22/08/18 11:28
LUMO尼崎武庫之荘校に通う子どもたちはとても繊細です。
来るなりゴロリと寝転がるLさんもそんな一人のようです。
今日もゴロリとしたままで運動に参加する様子が一向に見られないので時々近付いて話しかけてみると
「さっきまで熱があったの、今は下がったけどしんどいの」
「昨日足をぷつけて凄く血が出たの、今は大丈夫だけどひどくならないように大人しくしとく」
「鼻血がたくさん出て、今は止まったけどまた出たらだめだから横になっとく」
と、いろいろな話が出てきます。
きっと大人から参加を促されるのがイヤなのでしょうね、これまでの経験で休んでもいい正当な理由を一生懸命考えているのだと思います。
因みに鼻血は、前回同じクラスのお友だちが鼻血を出した時のことのようです。
思い返してみると、Lさんは初めてLUMOに来た時から参加できるようになるまで時間がかかっていました。
やっとみんなと一緒に参加できるようになった頃都合で人数の多いクラスに変更となり、またゴロリとなってしまいました。
どうすれば参加してくれるようになるのかと、プログラム内容を工夫してみたり、声かけの仕方はもちろん担当の先生も変更したり、保護者の方と相談して他のクラスに参加してみたりといろいろ試してみていましたが思うようにいきません。
それもそのはず、繊細で環境に馴染むのが苦手なLさんに、いろいろ試すことが良い結果を導くはずがありません。
そうなんです、時間がかかるものなのです。同じ人、同じ内容で、ここのこの時間は安心して楽しく過ごせることがわかれば自然と参加できるのです。
無理してできない理由を考える必要なんてないはずです。Lさん、来週も同じメンバーで同じことするからLUMO尼崎武庫之荘校に遊びにおいで、ゴロリとしてていいからね、待ってるよ。