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児童発達支援・放課後等デイサービス LUMO 武庫之荘校のブログ一覧

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⑥対称性緊張性頸反射(STNR)

Lumoの運動療育
対称性緊張性頸反射(STNR)とは、体の上と下の動きが連動する反射です。
これは、赤ちゃんがハイハイをしている時、あごを上げた時に上肢が伸びて下肢が曲がり、逆にあごを下げると上肢が曲がって下肢がさがる動きで、ハイハイ中。上を向いたときに姿勢を保持するために必要な反射です。
 赤ちゃんはハイハイを繰り返していくうちにこの反射がなくなり、最終的に立ち上がれるようになります。だから、ハイハイをあまりしなかった子供に残りやすい原始反射だと言われています。親からしてみれば「早く立てた」というのは非常に喜ばしいことですが、成長面から見てみると。あまり早く立つのも考え物なんです。
 ハイハイをしているときあごを上げるのは上を向いて視野を確保するためで。対称性緊張性頸反射が残っていると、目を上手に使える事ができなくなります。そのため、読書が苦手、板書が苦手という状態が起こります。
 また、上肢と下肢が連動する反射が残っているため、着席姿勢でも、ピシッと座れず、机の上に置いた腕は曲がっていて、足は外に放り出されるように投げ出され、非常に態度の悪い着席姿勢となります。
 本人は全く悪気はないのに(これが一番楽な体制だからそうなっているだけなのですが)「だらしない」「姿勢が悪い」「態度が悪い」と怒られてしまうことがあるのです。
 椅子に足をからませて座っている子どもも対称性緊張性頸反射が残っています。
 対称性緊張性頸反射(STNR)が残存しているときに見られる特徴は
・机で読書をしているときに、足を前に投げ出す
・机に肘をつく
・水泳が苦手
・姿勢が悪い
・縄跳びが苦手
・板書が苦手。書き損じが多い、行を間違える
などがあります。

【対策】
対称性緊張性頸反射(STNR)は十分にやりきることが大切です。
・くまさん歩き
・両手両足を床につけて四つん這いの姿勢になり、お腹を覗き込む感じで背中を丸くするストレッチ、雑巾がけ等が有効です。
 

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