こんにちは^^
放課後等デイサービスFit’sのこう先生です!!
チ・ヨ・コ・レ・イ・ト?
チョ・コ・レー・ト?
すごろくではサイコロ🎲を使いますが、
絵カードの文字数を進む数として楽しみました!
絵を見て何か考える→言葉に変換する→文字を想起する→モーラ分解して文字数をカウントする練習です!
文字を読むことができるようになる背景には、「音声言語(話し言葉)」の発達と「音韻認識」の発達が必要 です。
「音韻認識」とは、簡単に言うと、ひとまとまりのことば(単語)がいくつの音のかたまりに分かれるかを認識する力です。
日本語の音の単位は「モーラ」と呼ばれ、「モーラ」は「音節」と似ていますが、 日本語のリズムやイントネーションを加味した単位になっています。
促音を含んだ「きって」や長音を含んだ 「ぶどう」のようなことばでは、音節数は2になりますが、モーラ数は3になります。
この「モーラ」をうまく認識できるようになるのが5歳頃で、この頃になると「しりとり」ができるようになります。
このように話し言葉の発達と相まって、音韻認識の発達があり、音の単位と文字を結び付けていくことでひらがなが読めるようになります。
「ひらがな」は音を表す「表音文字」と呼ばれ、文字と音の対応は1対1対応が原則です。
「ひらがな」には、文字と音の対応関係が1対1対応から外れる「特殊音節」があります。
児童の中には、音韻認識の弱さなどから、1 体1の対応関係が崩れる特殊音節でひらがなの読み書きにつまずきを起こす場合があります。
このようなつまずきに対しては、ことばの音韻に注意を向ける練習や音と文字の対応関係のルールを理解することが必要になります。
「ひらがなの読み書きの基礎スキル」は、「モーラ分 解」「音韻抽出」「音とかな文字の対応」という3つのスキルと言われていますので、これらの基礎を取り入れて、普段の遊びや取り組みを考えています!
「モーラ分解」とは、聞いたことばがいくつのモーラ(音のかたまり)でできているかを数えるスキルです。「音韻抽出」とは、聞いたことばの中 にターゲットとする音があるかどうか考えるスキルで す。(例:「サカナ」の中に「カ」音があるかどうか)「音とかな文字の対応」とは、「a」という音に対して「あ」という文字を対応させるスキルです。
ひらがなの読み書きが苦手な児童には、その児童の音韻認識の発達がどの程度なのかを知り、その児童の特 性に配慮した指導が必要になります。
正しい音と間違っている音の聞き分けができない場合には、発音が曖昧な音になり、どの文字を書くかが判断できないために誤ることがあります。
モーラ分解のつまずきには、モーラの感覚を手拍子で感じさせたり、音韻抽出のつまずきには、ことばをゆっくりと言って、ことばの音に注目できるようにさせたりして、「ひらがなの読み書きの基礎スキル」が身に付くような指導が必要になります。
発音の問題にアプローチし、しっかり音を聞き分けるという練習をし特殊音節の発音の指導にも取り組んでいます。
音節分解、音韻抽出の力を用いた典型的な遊びは「しりとり」、「逆さ言葉」の遊びがあります。
ジャンケンをして一音一歩づつ進む遊びも良いですよ!
「グ、リ、コ」「チ、ョ、コ、レ、ー(ィ)、ト」「パ、イ、ナ、ッ、プ、ル」
懐かしいですね!
逆にこのような遊びのルールが理解できなかったりする場合は生活年齢が高くても、文字指導の段階はその次の段階かなと考えるところです。
僕自身ももともと国語は得意分野ではなく、何度もトライアンドエラーで学び直して習得しました!
ですので、分かりづらい気持ちが痛いほどよく分かります。いつか「大したことなかったな」と分かる日が来ると信じて頑張っていきましょう♪
それではまた次回もお楽しみに!👅
4月13日 絵カードすごろく編
教室の毎日
23/05/20 09:36
