私たちは、光や音などの刺激を情報として受け取って生きています。
その刺激を「感覚」と言います。
今日は「感覚」と食べることのお話。
さて、あなたが卵かけご飯を食べたとしましょう。
その時に関わる感覚は何でしょう?
ご飯はほかほか、卵はぷっくりして、美味しそうと感じる「視覚」
いい匂い、醤油の香りがするなど、匂いを感じる「嗅覚」
おいしい、醤油をもう少し足そうかなど、味を感じる「味覚」
柔らかい食感、お茶碗を触って温かいと感じる「触覚」
咀嚼する時の音を感じる「聴覚」
など、ざっと挙げただけでも食べる行為には
たくさんの感覚が関わっています。
特定の物の食感が耐えられない
食べ物の見た目や匂いや味を気持ち悪く感じてしまう…
偏食の理由として、
感覚の過敏さゆえに、食べられないこともあります。
子どもが野菜を嫌がったとき、
大人は子どもの健康や成長を願って、少しでも食べてほしいと
「一口だけ!」「おいしいよー」と勧めがちです。
でも、もし感覚的に受け入れられないとしたら…
体に良くてもであっても、心にはマイナスですよね。
偏食を解決するなら、私たち大人はいろいろな原因を考えて、工夫する必要があります。
触覚が過敏なのかな?
それなら温度を変えてみよう、硬さを変えてみよう
そうして、工夫しても食べられないなら、さらに他の方法を。
野菜はたべられないけど、欠ける栄養はサプリメントで補おう
野菜ジュースを代わりに飲もう
子どもは、私たちが思う以上に大人の感情の機微に敏感です。
マイナスな感情はすぐに伝わります。
だからこそ、
傍にいる大人が、友だちが、おいしそうに食べること
一緒の食事を楽しむこと
それが、偏食をなくすための一番の方法だと思います。
どうか、肩の力を抜いて子どもとの食事を楽しんでくださいね。
食べること4
教室の毎日
21/07/19 14:55