児童発達支援事業所

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食べること4

教室の毎日
私たちは、光や音などの刺激を情報として受け取って生きています。
その刺激を「感覚」と言います。
今日は「感覚」と食べることのお話。

さて、あなたが卵かけご飯を食べたとしましょう。
その時に関わる感覚は何でしょう?

ご飯はほかほか、卵はぷっくりして、美味しそうと感じる「視覚」
いい匂い、醤油の香りがするなど、匂いを感じる「嗅覚」
おいしい、醤油をもう少し足そうかなど、味を感じる「味覚」
柔らかい食感、お茶碗を触って温かいと感じる「触覚」
咀嚼する時の音を感じる「聴覚」
など、ざっと挙げただけでも食べる行為には
たくさんの感覚が関わっています。


特定の物の食感が耐えられない
食べ物の見た目や匂いや味を気持ち悪く感じてしまう…

偏食の理由として、
感覚の過敏さゆえに、食べられないこともあります。

子どもが野菜を嫌がったとき、
大人は子どもの健康や成長を願って、少しでも食べてほしいと
「一口だけ!」「おいしいよー」と勧めがちです。
でも、もし感覚的に受け入れられないとしたら…
体に良くてもであっても、心にはマイナスですよね。

偏食を解決するなら、私たち大人はいろいろな原因を考えて、工夫する必要があります。

触覚が過敏なのかな?
それなら温度を変えてみよう、硬さを変えてみよう

そうして、工夫しても食べられないなら、さらに他の方法を。
野菜はたべられないけど、欠ける栄養はサプリメントで補おう
野菜ジュースを代わりに飲もう

子どもは、私たちが思う以上に大人の感情の機微に敏感です。
マイナスな感情はすぐに伝わります。

だからこそ、
傍にいる大人が、友だちが、おいしそうに食べること
一緒の食事を楽しむこと

それが、偏食をなくすための一番の方法だと思います。
どうか、肩の力を抜いて子どもとの食事を楽しんでくださいね。

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