小学生の頃は、毎年夏休みの数日間を祖父母の家で過ごしていました。
いとこも一緒のお泊まりは楽しく、
会うたびにお互いの学校のことを話していました。
ある日、いとこと祖母と一緒に買い物に出かけた時のこと。
道中も、話は盛り上がりました。
自分の話を楽しそうに聞いてくれるのが嬉しくて、
初めは前を向いていた視線は横を歩くいとこへ。
そんな私に、いとこが「あぶない!前!」と言いました。
その言葉に、慌てて前を向いた私はビックリ!
すぐ目の前に、電柱があったからです。
人は夢中になると、周りが見えなくなると言います。
子どもは特にそうです。
頭では、道に電柱などの障害物があり、
気をつけなければいけないとわかっていても、
楽しいこと、気になることがあれば、
目の前にある障害物も頭からなくなります。
同じ景色を前にしても、
大人に見えているものと、実際に子どもが見ているものは違う…
何かに夢中になる瞬間を
子どもたちが、安全安心な環境の中で
たくさん重ねていけますように。
思い出4
教室の毎日
21/08/27 16:55