ハロウィン行事を終えて
教室の毎日
21/11/03 07:27
ハロウィンという行事の起源の一つは、古代ケルト人の祭りであるサウィン祭であると言われています。
ケルト人は1年を夏と冬に二分しており、夏を光、冬を闇として捉えていました。
光の時期が終わり闇の時期が始まるこのタイミングで死者の魂が家族を訪ねてくると信じられていたのだとか。
この時、他の悪い精霊や魔女なども一緒に出てくるとされており、そういったものから身を守るために仮面をかぶり、焚き火を焚いたと言われています。
そして時代を経て、かぼちゃのランタンを作ったり、仮装をしたりするようになったのですね。
私は以前、イギリスに住んでいたのですが、
イギリスのハロウィンの時期は、スーパーにオレンジ色の大きなかぼちゃが山積みされ、大きさにもよりますが、1つ2〜3ポンド(日本円で300〜450円)くらいで売られています。
このランタンが玄関先に飾られている家にだけ訪問するのがマナーです。
子ども達の仮装は、可愛いものもありますが、グロテスクなものも多いです。血のりや牙を使い、小さい子が泣き出しそうなメイクもよく見ます。顔を白塗りしたり、頭にナイフが刺さっていたり(笑)
気合いの入っているお宅などは、本当の幽霊屋敷のようになっていて、蜘蛛の巣があちこちに張り巡らされ、窓にオバケの影がぐるぐる回っている家もありました。
イギリスのハロウィンも、現在では宗教的意味合いはあまり強くないと感じましたが、日本ではさらにコスプレイベントとしてパーティーを楽しんでいる印象があります。服装が可愛らしいですよね。
イギリスも日本も共通しているのは、お菓子をもらいに行くときの、子ども達のワクワクした笑顔です。家で誰かが来るのを待っているのも楽しいです。
自分の家の近所をまわるので、普段なかなか会えない地域の方ともお話ができたり、顔を覚えたりすることができます。
コロナ禍で、感染対策を意識するあまり、人との関わりが気薄になってしまうのは悲しいことで、子ども達が地域の方々の温かさを感じる機会が減ってしまいました😢
ハロウィンでご近所に伺えたことは、さくらぼの子ども達にとっても、素敵な経験になったことでしょう♡