さくらぼに来るとみんなまずは宿題をします。
何も言われなくても自分から宿題を出してすぐに取り組む子。
スタッフに言われて一緒に考えて取り組む子。
何度声を掛けてもすぐにはやろうとせず、それでもなんとか渋々やる子。
いろんな子がいます。
今日は小学生の2人の宿題を見ました。
一人はいつも自分からやる子、もう一人は取り掛かるのにやや時間がかかる子です。
2人とも同じテーブルで宿題のプリントを出して取り掛かり始めました。
取り掛かりに時間がかかる子も今日はとてもスムーズに宿題に入っていきました。
私は「わからないところあったら言ってね。」と言っておきましたが、
「わからないから教えて!」と言った他に、「う~ん」と困っていたり、手が止まって考えている場面があります。
そんな時に、「ここはこうして考えてごらん。」「ちょっと書いてみてごらん。」と助け舟を出します。
今日の2人は、その助け舟に乗って解き方を理解したようです。
「ああ、そうか~」「わかった~!」「そうだ!そうだ!」
子どもたちから嬉しそうな言葉が聞こえると私もとっても嬉しくなります。
そして、2人の表情が宿題をやっている苦しそうな顔から、楽しいことをやっているような生き生きした表情になってきました。
誰でも勉強は苦しいものです。でも自分で理解し出来るようになってくると、勉強も面白くなってきます。
今日の2人はまさにその通りの様子でした。後半は嫌そうな様子もなく、むしろ楽しそう(?)にやっており、
算数なら答えの単位まで自分で考え、
国語なら呟きながら知っている言葉を探して取り組んでいました。
いつもなら、宿題をやるのは子どももスタッフもやや気が重いときがりますが、今日はとてもさわやかに終わりました。
たまたまお互いの気持ちが良好だったのかもしれません。
でも私はその時思いました。
一つは、子どもたちが素直な気持ちでいるときは、とてもこちらの話をよく聞き簡単に理解してくれること。
もう一つは、見守る側が子どもたちのやっている問題に一緒に取り組み、子どもたちの困っている時を見逃さないこと。
その2点が出来ていると、とてもいい勉強の時間が持てるように思います。
これで少しでも勉強が好きになってくれたらとっても嬉しいですね。
宿題
教室の毎日
21/11/20 21:26