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【ことばのお話】声掛け編

教室の毎日
こんにちは!ナーシングプラス有松校、言語聴覚士の伊藤です(*^-^*)

みなさんはお子様とお話しする中で、気を付けていることはありますか?
大声を出さない、頭ごなしに叱らない…など、改めて考えてみると複数出てくるのではないかと思います。
また本人が気づいていないだけで、日々発する言葉にはその人の癖が出ていたりします。

イライラするけれど、うまく言葉がでてこなくて詰まってしまう。
お友達とのトラブルで、言葉より先に手が出てしまう。

そんなとき、お子様をついつい問い詰めてしまうことはないでしょうか?

意図しないことがおきて気持ちが昂ぶっていたりすると、健常のお子様であっても自分の気持ちを言葉にすることは非常に困難です。
それに対して、大人側が「もしかして、今悲しい気持ちなのかな?」「〇〇されて、びっくりしちゃったんだよね」とお子様の気持ちを代弁してあげると、スッと憑き物が落ちたように落ち着かれることがあります。

この技法をパラレル・トークと言います。

子どもの気持ちや行動を代弁することで、こちら側の「気持ちを理解してあげたい」「コミュニケーションをしたい」という気持ちを、間接的にお子様に伝えることができるというもの。
またお子様自身も「今自分はこういう気持ちなんだな」と自分を客観的に見ることができるようになっていきます。

…なんて難しそうなことを書きつつも、大人側の気持ちに余裕がないとどうしてもそこまで考えて喋れませんよね。
どうかできる時だけで構いませんので、お子様と目線を合わせながら、ゆっくりお話しする機会を設けていただければと思います。パラレル・トーク、おためしあれ!

パラレル・トークは、インリアルアプローチ(障害児との豊かなコミュニケーションを促進するための手法)内の会話技法のひとつです。
その他話し方の技法や、そもそもインリアルアプローチって?など、今後のペアトレーニングやブログの中でお話していく予定です!

ナーシングプラスでは毎月末に題材を変えながらペアトレーニングを開催しておりますので、ぜひご参加ください♪

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