みなさんこんにちは!
最近テレビで取り上げられている「聴覚情報処理障害(APD)」についてご存じですか?
音としては聞こえているけれど、言葉として聞き取ることが難しい、理解できないという症状を示す障害のことです。聴力検査で異常はないけれど、耳から入った情報を脳が言葉として処理、理解をする過程で何らかの問題が生じていると考えられていて、生まれつきのものであることが多いそうです。
ちゃんと人のはなしを聞いていない、あるいは聞いていないふりをしているなど誤解されることも多いため、本人は聞き取れないという状況だけでなく、精神的にも傷ついたりストレスを抱えたりしています。
最近になってこの障害について研究や理解が深まってきましたが、どういった支援が有効なのか現在模索中で、APDを専門に診てくださる先生もまだ多くないというのが現状です。SEDスクールに通っている中にも、いつもお母さんや先生から「ちゃんと聞いていない」と指摘を受けている、「口頭指示が通りにくい」と言われているなどの悩みを抱えているお子さんがいます。しっかり聞き取るためには集中力や語彙力、理解力、覚醒の度合いやワーキングメモリーなど様々な要素が必要になり、どの一つが欠けても聞き取りの力は弱くなってしまいます。一人ひとりの苦手な力はどこだろう?弱いのはどの要素かな?
スクールでは、話すだけでなく「見てわかる」工夫や様々な言葉遊びを通して楽しみながらお子さんたちの聞き取りの力を伸ばす取り組みをしています。
「ちゃんと聞いているの?!」と叱る前に、是非ご相談ください。一緒に解決方法を探っていきましょう。
★SEDスクール札幌円山★
住所:札幌市中央区北5条西25丁目1-27 円山ガーデンハイツ1F
電話:676-5960
APDって知ってますか?
教室の毎日
21/08/10 09:03