今日はおすすめの本を紹介したいと思います!
「自閉症の脳を読み解く」 テンプル・グランディン
アメリカではとても有名なテンプル・グランディンさんが書かれている本です。彼女も自閉症スペクトラムを持っていらっしゃる方で、この本では彼女自身の脳の画像(MRI/CT)などを公開しながら、健常者との脳のつくりの違いを説明されていたり、エビデンスベースで自閉症について色々紹介されています。
内容は専門的にはなりますが、自閉症の歴史から診断基準の変化、感覚処理問題、早期療育の重要性などを語ってくれています。
本の中から印象に残っている箇所をいくつか紹介したいと思います。
★曖昧な基準、診断名の追加(アスペルガー症候群、特定不能の広汎性発達障害、自閉症スペクトラム障害)、認識の高まり、校正ミス(DSM-IV)などにより自閉症と診断される人が増えた(6年間で70%の増加)
★自閉症は心の中ではなく、脳の中にある
★木が見えなければ森は決して見えない
★画像・言語・パターン思考
★できないことを何とかしようとするばかりでなく、関心や能力、強みについても考える
★子どもの強いこだわりは困ったものであるどころかやる気を起こさせるすばらしいきっかけになりうる
★独創的に考えることを恐れてはいけない
興味のある方、ぜひぜひ読んでみてください🤗📖⭐
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教室の毎日
24/08/30 17:53