こんにちは!
チルハピ栗生教室です。
前編に引き続き応用行動分析について説明していきます。
今回は実際にどのように行動を増やしたり減らしたりするのかについてです。
応用行動分析では行動が増えることを「強化」と言います。また、強化の原因となるものを「強化子」と呼びます。
前回の例を用いて強化の例を挙げると、
椅子に座るように呼びかけられた(先行刺激)→しばらく座り続けた(行動)→活動に取り組めた(結果)→皆に褒められる(強化子)
というふうになります。これでしばらく座り続けたという行動が増えることになります。
(要は行動の後に本人にとっていいことが起こると行動が増えます)
また、行動が減ることを「罰」と言い、その原因となるものを「罰子」と呼びます。(例えば、きつく叱るなどの本人にとって不快なこと)
しかし、こちらはあまり療育では用いられていません。
どちらかというと強化子を与えないようにして(無視するなどして)行動を減らそうとします。これを「消去」といいます。
二回に渡り応用行動分析について説明してきましたがいかがでしょうか。
この理論を用いるには注意深く子供たちを見ていく必要がありますので、今後も真剣に子供と接していければと思います。
ここまで目を通していただき、ありがとうございました!
応用行動分析(ABA)とは…後編
研修会・講演会
22/06/07 10:43