ブロッサムジュニア流山教室です。
今回は簡単に私たちの施設の工夫の一例についてご紹介します。
私たちの取り組みの1つが「視覚支援」です。
視覚支援とは、「文字や図、イラストを通して、見る人にとってわかりやすく(見通しが持ちやすく)、見た人がその場でやることを理解し、成功体験をつめるような支援者の環境的なサポート」のことを言います。
参考:加 藤 弘 美・神 野 歩(2016)子ども理解と視覚支援―保護者及び支援者用体験型プログラムの開発―
私たちも、お子様がその場ですべきことが視覚的にわかるように、ポスターや足形、手順書を1列に並べて掲示することで、支援しています。
お子様の年齢によっては文字も読むことができるお子様がいることから、文字で視覚的に提示しつつ、イラストの方が分かりやすいと感じる発達段階のお子様もいるかもしれません。
そのため、イラストと文字の並列で表記をしています。
写真を使った方が実際に使うアイテムと見比べることが可能かもしれないので、使用するケースと、イラストの方が1つの情報に集中できる場合がある(写真の場合背景が気になってしまうお子様もいる)、イラストの光加減で変わってしまう可能性もあります。
そのため、イラストや写真を使い分けてブロッサムでは見える化しています。
その一方で、視覚情報での処理が苦手なお子様のために、
・必要あれば触覚的な提示(例えばくつばこに少しくぼみを段ボール等で作り、ぴたっとはめられるような触覚刺激を使った指示を作る。
・どの視覚情報がお子様にとってわかりやすいのか吟味する。
等が考えられます。
お子様の状況一人一人に合わせて支援を行っていきます。
お子様の状況やお子様の困り感に合わせて最大限支援ができればと思っていますので些細なことでも聞いてみたいなどありましたらいつでもお気軽にご連絡ください。
参考:行徳 虎の巻 その2
視覚支援を通して「目で見てわかる環境」を作ります。
療育マメ知識
22/08/31 13:57