5月上旬から中旬に沖縄・奄美地方で梅雨入りし、梅雨前線はしばらく沖縄付近で停滞しやすくなります。
5月末頃から6月上旬になると梅雨前線が北上し、本州南岸で停滞しやすくなると本州の各地で梅雨に入ります。梅雨入りが最も遅い東北北部でも6月中旬に梅雨入りすることが多く、北海道を除き曇りや雨の梅雨空が続きやすくなります。
梅雨には大まかに2つのタイプがあります。ひとつは激しく雨が降る時期と晴れて梅雨の中休みの時期が交互に現れるようなタイプで陽性型の梅雨と言われます。気温が高く、集中豪雨などの大雨が発生することが多くなります。
もう一つは雨が激しく降る日が少なく、しとしとと弱い雨の降る日が多く、晴れ間の出る日が少ないタイプで陰性型の梅雨と言われます。気温の上がらない日が多く、梅雨寒となります。年によって梅雨のタイプが変わりますので、雨の降り方に注意するようにしてください。
天気図を見ると、大陸から梅雨前線がじわじわと伸びてくる様子がわかります。5月29日頃から全国的に曇りや雨の日が多くなる予想で、この頃が梅雨入りのタイミングとなる可能性が高いでしょう。
通常、梅雨前線は南から少しずつ北上傾向であることが多いのですが、今年はいきなり日本海側に梅雨前線が出没・停滞します。北陸など日本海側ではいきなり大雨に見舞われました。。台風2号の動き次第では、記録的な暴風雨、集中豪雨になるかもしれません。
6月は例年通り曇りや雨の日が多くなりますが、より蒸し暑い傾向があります。7月はますます蒸し暑くなり、梅雨末期の大雨・集中豪雨に警戒が必要になってきそうです。
外遊びの機会も少なくなりますし、脱水による変調も心配されます。子どもたちの健康管理に注意しながら梅雨の時期を乗り越えていきたいと思います。
今日で5月も終わりです。
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23/05/31 12:59