60歳を過ぎてからの転職はとても勇気が入りました。ましてや全く畑違いの仕事。
未経験の自分にはやる気と情熱で貢献しようと思っています。
それにしても子供達が可愛い。
毎日会うのが本当に楽しみなんです。
決して楽な仕事ではないですしお子様を預かると言うのは「命を預かる」と言う事。
気をぬく事が出来ない仕事です。
ふと「この仕事は以前の仕事、ライブハウスの仕事に似ている」と思う事があります。前にも書きましたが郡山の駅前でライブハウスを経営しておりました。あのGReeeeNがインディーズ時代に活動していたライブハウスでもあるのです。
今は高校生がバンドをやる事が少なくなりましたが以前は毎日のように高校生のライブがありました。すると数ヶ月もすると見違えるように上手になって行きます。
「前回福井さんにアドバイス頂いたところを練習して来ました。今日のライブ頑張ります」
こんな事言われたら可愛くなっちゃいますよね?
あの当時私は高校生バンドにとっては先生のような存在だったと思います。ん?校長先生かな?
そして今、「こうしんせんせい」と呼ばれています。
また「同じような日がない」というところも一緒。
ライブハウスの場合はお客さんが毎日違うのは当然としてもアーティストの能力やその日の空気感で会場がまるで生き物のように変化します。トゥインクル広場の仕事もそう。毎日違います。子ども達の情緒や体調はもちろん天候や友達との関係性で絶えず変化して行きます。
また先に述べた「命を預かる仕事」の部分もそうです。
私がいたライブハウスは満杯になると300人入れます。するとご近所さんから「今日は満杯ですね〜」と言われるのですが人が入れば入る程心配になります。特に震災以降にその想いが強くなりました。
「今地震が来たらどう誘導する?」「ここに300人分の命に対する責任がある」
そう思うようになりました。
トゥインクル広場にいてもふと地震や火災のシュミレーションをしてる自分がいたりします。実際子ども達と一緒に定期的に避難訓練も行っています。
ライブハウスに来るお客様一人々の名前を知る事はなかったですが今は児童一人ひとりと向き合って児童のストレングス(強み)に目を向け成長に寄り添っていきたい。
毎日1ミリずつでも背中を押してあげたい
そう思っています。
「新米おじさんの放デイ日記 その4」
オープン
25/02/25 13:23