エコルド川口教室です。
当教室のご利用者様の構成として、未就学児が定員の半分強、小学生も特別支援学校所属の児童が小学生の内7割強を占めております。
よって、学校から宿題を出される児童はとてもレアな存在です。それなので、教室としては少数派の児童の宿題をサポートしてあげたいと息巻いているのですが、教室内で宿題をする雰囲気を作り出すことが非常に難しいです。
写真の児童も小1でしたが、小学校での引き渡し時に担任の先生から、「宿題やるんだよ!」と檄を飛ばされているので、「Aくん教室に着いたら、まずは宿題をやるよ」と送迎車のなかで伝えます。いちおう「うん」と言ってもらうのですが、教室に入ると既に遊んでいる児たちがおり、「Aくん宿題やるよ」と伝えても「やだぁ~」、「お家でやるぅ~」と変貌し、遊びに向かってしまいます。それでも相談室などに連れていき、「遊ぶためには宿題を終わらせてからね」と遊びの環境から切り離して宿題に取り組んでもらいますが、宿題の前半くらいしか集中はもたず、宿題の完遂は断念することも多々ありました。
どうすれば、宿題に向かってもらえるのか、途方に暮れてましたが、試しに学校から教室にまっすぐ行かずに途中の大手スーパーの立体駐車場に送迎車を停め、車内で宿題に取り組んでもらいました。そうすると、すんなり鉛筆をもって、宿題に取り組めるではありませんか!!(写真は車内で宿題に取り組む様子です)
ママにこのことをご報告すると、家での宿題も環境調整をしているが、まぁ大変で、環境調整は重要ですねとご賛同いただきました。
何が正解かわからないことが多いですが、宿題に限らず試行錯誤(PDCAサイクルとはいえないかも)して様々に発生する大なり小なりの課題・難題に日々取り組んでおります。
1年のふりかえり(4)放デイ児童の宿題
教室の毎日
24/05/02 08:53