WPPSI-III知能検査は、ウェクスラー幼児用知能検査WPPSIの最新日本版です。
検査は、幼い子どもの認知発達の変動性を考慮して、2歳6カ月〜3歳11カ月と4歳0カ月〜7歳3カ月の2部構成となっており、合成得点を構成する下位検査がそれぞれ異なっています。
2歳6カ月〜3歳11カ月では、4つの基本検査の実施から全検査IQ(FSIQ)、言語理解指標(VCI)、知覚推理指標(PRI)を、5検査の実施でさらに、語い総合得点(GLC)を算出します。
4歳0カ月〜7歳3カ月では、7つの基本検査の実施からFSIQ、VCI、PRIを、10検査の実施でさらに、処理速度指標(PSI)とGLCを算出します。5歳0カ月〜7歳3カ月の子どもには、その子どもの認知能力や背景情報に応じてWPPSIかWISCを選択することができます。認知能力が平均を下回る疑いのある子ども、日本語の習熟が十分でない子ども、言語障害のある子ども、言葉の表出に困難のある子どもなどには、適切な臨床的判断のもとWPPSI-IIIを実施します。
実施時間について、2~3歳は40分で、4~7歳は50~70分です。
(日本文化科学社より引用)
WPPSI-III知能検査とは?
研修会・講演会
23/02/20 14:40