個別療育での一コマです。
年長児の男の子が「しりとり」に取り組んでいます。
しりとりは子どもが言葉に興味関心を持ち、遊びの中で語彙を増やしていける言葉遊びの1つです。
答えを導きだすために自分の知っている語彙の中から思考し、発想し、答えるといったプロセスが必要となるので記憶力、思考力を育みます。
「しりとり」は一見簡単な言葉遊びのように感じますが、できるようになるまでにはいくつかの言葉の発達を経て成立する遊びです。
言葉を聴き音声を聞き分ける(弁別)する段階、言葉を音韻に分けることができる段階(りんご→3つの音から構成)、分けられた音韻の中から特定の音を抽出できる段階(りんご→り、りす→り 一緒)を経て、さらにしりとりのルールを理解して成り立つ遊びです。
ことば遊びを楽しめるようになるまでにはたくさんの言葉に触れる経験が必要です。それは大好きな家族や友達、先生との会話を通して育んでいきます。
一日一日の子どもとの会話、大切にしたいと思います。
しりとり
教室の毎日
23/10/20 08:39