児童発達支援管理責任者の小野です。
前回「空き缶」を使った私自身の幼き日の「遊び体験」を紹介させていただきました。思いがけず、共感の声をいただいたので、今回は2024年の今、私が子どもだったら、身近にある何を使って遊ぶかについて考えてみました。「簡単に手に入るもの」「丈夫で長持ちするもの」「どこの家庭にもあるもの」などの観点から考えて、私が真っ先に浮かんだのは「ペットボトル」。「空き缶」から「ペットボトル」に、時代の流れを感じますが、実際の支援においても、私たちはペットボトルを活用することがあります。初めて使うお子さんには、その感触を確かめてもらい、自由に遊んでもらい、その経過をじっと観察。床に置いて、トントンと蹴り始める子、手に取って、ポンポンと投げ始める子、握ったままで手放すことなく、手遊びを始める子、もちろん、ポーンと放り投げたまま、二度と見向きもしない子など、その反応はまちまちです。私たち支援者にとって、お子さま一人一人の数だけある、その様子から何を感じ、何を見つけ、それを具体的にどんな支援につなげていけるか。そこがプロとして問われていると思いますし、そこがプロのやりがいです。保護者さまとの懇談においては、私たちのプロの目を通した、折々のお子さまの具体的な様子はもちろん、そこに見えてくる成長と今後の課題をお伝えします。保護者さまからも忌憚のないご意見、ご要望をいただけたら幸いに存じます。
では本日はここまで。次回は「遊びと学びの一体化」について紹介させていただきます。
プロのやりがい
くあどりふぉりおの療育内容
24/02/03 12:05