代表のコラム
こんにちは😊
第3回目は
私の事業を始めたきっかけと想いについて
お話していきます🍀
皆さんにぜひお伝えしたい内容ですので
長いですが
最後まで読んでいただけたら幸いです❣️
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私は、18年間精神科病棟の看護師をしてきました。
精神科というと、心の病とネガティブな印象を想像もつ方が多いかと思いますが、皆さんとってもピュアな心を持った方たちです。
しかし、悲しいことに
精神疾患により、他の方に危害を加え事件を起こしてしまう方もいます。
私はその方々の看護もさせていただきました。
その方たちお関わる中で
その方たちの多くは、幼少期にどこかうまくいかない経験をし、助けてくれる環境にも出会えず、自分を守るために必死な過去をお持ちでした。
そして、発達の検査をすると、実は発達の不具合を抱えて生きてきた方の割合も多かったのです。
そのような方たちは、自分の意図しないところで、怒られ体験や失敗体験をすることが多く、自然と自己肯定感や自己有用感が低下してしまい、自分を守るための不適切な行動を取らざるを得なくなってしまうという、悪循環に陥ってしまうのです。
不適切な行動が固着した状態や、精神的に不安定さやうつ状態を引き起こしていることを二次障害といい、発達障害を背景にした二次的な問題の表れとして考えられています。
“大人になってからでは、なかなか行動や思考を変えるのは難しい。”
“やはり幼少期からの理解ある支援環境が必要だ。”
そう思いながら看護をしている中で、漠然と、幼少期からの支援についての関心が高まっていきました。
そして、もう一つのエピソードとして、私には発達障害の子どもが二人います。
子どもの違和感に気づいたのは、小学生の中学年に差し掛かった頃でした。
行き渋りがひどくなり、癇癪も増え、次第に暴言暴力、「死」について言葉にしたり、家からの飛び出しなどが生じていました。
その時、我が子に何が起きていたかというと、学校生活の中で学習についていくことができず自尊感情は傷つき、それに伴う感情のコントロールの困難さを抱えていました。
子どものSOSが暴言や暴力として表れていたにも関わらず、その頃の私はそれに気づけず、家庭においても、きつい目をして反抗的で激昂する彼を、叱責してしまう日々でした。
“この子はどうなってしまうのだろう”、という不安に襲われ思い悩む日もあり、本当に辛かったのを覚えています。
でも、悩んで悩んで行き着いたところは、
“この子は毎日一生懸命生きている。その子を認めないで誰がこどもを幸せにできるか”という気持ちでした。
とにかく「あ〜、幸せだなぁ」と感じることの出来る人生を送ってほしい。
そう思い、藁にもすがる思いで、保護者向けの講座なども受けました。
そこからの子どもの様子の変化は驚くほど変わっていき、何より、親である私自身が大きく変化したことを実感しております。
我が子が発達検査を受け、学習障害と軽度自閉症スペクトラムという“診断名”がついたことは後のことで、診断を契機に、改めて、
“子どもは、必死に助けを求めていたんだ、今まで本当に頑張って生きてきたんだ”
ということがわかりました。
学校や他、彼に関わるたくさんの方と連携をとり、彼なりの生き方を模索し、今では毎日自分に自信を持って楽しく成長しています。
子どもは毎日一生懸命生きています。
一生懸命生きている中で、脳の機能の障害がある子ども達は、頑張っても頑張っても、怒られたり、うまくいかなかったりすることが多いのです。
そんな時に、自分を助けてくれる環境があったら。
自分を認めてくれる環境があったら。
自分に自信をくれる環境があったら。
子どもたちは
『幸せだなぁ』
と感じながらおとなになっていってくれるんじゃないかなぁ。と思っています。
保護者支援も同じです。
どこに相談していいかもわからず、どう関わったらいいかもわからず、感情のコントロールもできずに孤独に苦しんでいる親が、少しでも光を見つけることができたなら、きっと未来は明るくなる。
子供とともに「幸せだなぁ」って思える日がきっと来る。
そう信じています。
だから私は、子どもの時期を大切に大切に育てていきたい。
まずは、子どもとその子を育てる親が、安心できる環境を作り出そう
と思い、【ヒトツナ西ノ京教室】を開設しました。
ヒトツナ西ノ京教室は、『こどもをまんなかに』子どもたちの利益を一番に考え、幸せや安心感を感じながらおとなになっていけるよう、真剣に児童福祉と保護者支援を行っていきます。
ヒトツナ西ノ京教室で、幸せをたくさん見つけていってほしいなぁと思っています。
代表のコラム③
教室の毎日
24/08/16 18:48