今日はたまむすびが生まれた話をしようと思います
高齢者さん単体のデイサービスがどうして幼老の共生型になったのか
その秘話をお話しします
以前たまむすびはデイサービスリハビリ道場という名前で長く高齢者さんのデイサービスをしていました
65歳から当時は最高で105歳のおばあちゃんが通っていて体操やリハビリ運動、認知症予防などを通所して過ごす場所です
夏休みなどにはスタッフの子どもも一緒に通ってきてお年寄りと同じ時間を過ごすこともありました
ある日95歳のおじいちゃんが来所していたとき、スタッフの子どもが奥のテーブルで夏休みの宿題を嫌々・・・(笑)
ママであるスタッフに時々怒られながら
ちっとも進まない宿題を前にしていました
想像できますよね☺
そうしているとその95さいのおじいちゃん、すぅーーーとその子の目に座り
子どもの勉強を見始めました
それも面白おかしく、やさしく教えていたのです
私たちはびっくり
そのおじいちゃんは認知症で、今やっていたことも忘れてしまう状態だったのですが算数は教えられたのです
その」おじいちゃん、実は元小学校の校長先生でした
前から子どもが来るとよく子どもの状況を観察していて自分の事より子どもを見てあげてと言ってくれていました
その日は叱られていた子どもをみかねて自分から子どもの前に座り
「子どもは叱って育てちゃいかんよ」と私たちに教え、子どもの勉強をみていました
夏休みの間、子どもはおじいちゃんと宿題を終え、工作やお絵描きも一緒にやるようになりました
反対におじいちゃんは子どもに誘われて嫌がっていた運動を手を取って楽しそうに進んでやってくれる
私たちは子どものチカラを知りました。
お年寄りの長く生きてきた知恵や力を子どもたちへ
小さな子どもがもたらすお年寄りへの生きるちから
その時の思いが・・・今のたまむすび誕生の基になっています。
暖かくやさしい時間で子どもたちはグングン成長していっています
たまむすび誕生秘話
😊つぶやき
24/12/20 11:19