基本的なルールは前回紹介した通り。
麻雀を踏襲したルールで、順番に牌をツモって、言葉の組み合わせを作っていきます。

みんなが慣れてきたら、リーチや一発、単語の文字数制限である2・3・3・3・3の原則を崩した七対子なども加えると、遊びの幅が広がります。
例えば人数であっても４人以上で遊びたければ、一人一人の上がり牌の数を減らして2・3・3・3の計11個で始めるなど、工夫の余地があります。
これらは公式ホームページで紹介されている追加ルールの例ですが、自由にルールを加えることができる懐の広さがあるのです。ひらがじゃんでは、単語を作るといった言語能力のみが育つわけではないのです。

新しいルールを思い付き、提案する。そして合意を得て運用する。つまり、遊びの根幹になる「ルールの創造と、みんなの合意を得る」力までも育つ可能性があるのですね。
例えば、マージャンに詳しい子どもからは「国士無双」は作れないだろうかと相談を受けました。自分は、配牌の時点でテンパイしており、最初のツモであがるという「天和」を達成しましたが、まだルールとしての合意ができておらず、役満＝高得点には至らず、、、それでも子ども達からは感嘆の声が漏れていました。

組み合わせ無限の言語と、柔軟性のあるルールという、立体的な奥行きを持つひらがじゃん。今、シエスタ２で人気のゲームになっています。