身の回りのものが、その用途や性格で「くくる」ことが分かる頃には、あそび方や行動が大きく変わります。時間を含めた大きなくくり方ができるようになると生活の見通しも一段と変化します。
「くくる」ためには、まず「同じ」と「違う」のひらめきが必要ですが、「外見を手がかりにした同じ⇔違う」が始まるステージから、「用途や性格で同じ⇔違う」を駆使しはじめるステージへに移行(定型発達で2年ほど)するには、生活やあそびの豊かさとともに、聴きことばや話しことばの充実が必要です。1年ほど前から、ことばを駆使した言い回しが徐々に増えだしたD君は、「包丁とハサミ」(切るもの)や、「雨とおひさま」(天気)の仲間分けができるようになりました。最近は、/(お勉強の)ツギハ、コウエン//アシタハ、パパトアソブ/など、見通しを込めたお話を聞かせてくれます。
仲間分けと「くくり」
教室の毎日
18/11/01 11:59