こんにちは。
シエスタです!
2月の豆まきの時、お面を児童が作ってくれたので「アートを発展させて、遊ぼう!」編についてお話しいたします!
ある児童がiPadで、鬼👹を描いてくれました!
プログラミング教育と同時に広まりつつあるSTEAM教育。中でも、最近加わったアート分野への関心が高まっています。そもそもSTEAM教育とはどういった教育法なのでしょうか?芸術は学びにどんな影響を与えるのでしょうか?
まだ耳慣れない「STEAM教育」ですが、もとは「STEM教育」と呼ばれていました。現在日本にある「STEM教育協会」や「日本STEM教育学会」も、元来の表現が使用されています。
そもそも、この「STEM」というのは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(ものづくり)、Mathematics(数学)という4つの単語の頭文字をつなげたものです。アメリカが技術分野での競争に勝ち残るために始めた教育方針で、日本でもプログラミング教育などで意識されるようになりました。ここにArt(芸術)を加え、概念が広がったものが「STEAM教育」です。
どうしてアートが加わったのでしょうか?
もとはロボット研究やAI・システム開発に強い人材を育成するために始まった「STEM教育」。ところが次第に、こういった研究開発を行うには、理数系に強いだけでは不十分であると考えられるようになりました。自由な発想力や想像力、自分の考えを具体化し、表現して伝える力、新しいものを生み出す創造力などがあって初めて、身につけた知識や技術が生かされるのです。
そして、このような発想力や想像力を鍛えるために取り入れられたのが、アート分野です。自分の知識を生かし、新しいものを生み出す力が必要とされています。
自由な発想力・表現力は
アート分野は科学や数学分野と異なり、どこにも正解がありません。ある程度のノウハウや技術は必要だとしても、基本的な「あなたはなにを表現したいの?」という問いをクリアできない限りは、なにも生み出すことができないのです。
そのため、STEM教育にアートを加えることで、もっている知識や技術を生かした表現力が身につきます。さらに、「こんなシステムがあったらいいな」「このシステムを応用すればこんなことができるな」と、新しい発想へとつながるでしょう。
自分の考えを伝える力は、アートに答えがないことだからこそ、「なぜこの絵を描こうと思ったのか」「この音楽でなにを表現したかったのか」という自分の考えを伝える力が必要です。さらには、表現したかったものが表現できているのか、よりよい表現のためにはどうすればいいのかを繰り返し試行錯誤することになるでしょう。
これはコミュニケーション力とも言え、将来的にはプレゼンテーション力にも生かされます。「自分が開発したシステムではこんなことができ、こんな場面で役立つ」「こういった問題を解決してくれる」と自分からアピールする力はとても重要です。特に日本人は自己表現が苦手であると言われることが多いため、小さい頃から自分の考えを伝える訓練を繰り返すことは非常に有効です。
人工知能は、過去のデータを記憶・分析し、次に与えられたアクションへの最適解を見つけることが得意です。データを与えれば与えるほどその制度が増し、より人間に近づくと言われています。ところが、人工知能がいくら人間に近づいていても、「人間からの問いかけ」「人間に必要とされるシーン」がない限り、その能力は発揮されません。現時点で、ゼロから一を生み出すことはできないのです。
STEAM教育分野に限らず、今後は「人工知能にはできない仕事」や「人間にしかないクリエイティビティ」が一層重要視されるようになるでしょう。アート教育を通して発想力や表現力・自己主張力を身につけ、人工知能には不可能な創造力を育てる必要があります。
是非皆さんもアートを取り入れてみてください!
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アートを発展させて、遊ぼう!編
教室の毎日
24/05/01 18:58