こんにちは。LITALICOジュニア三宮教室です。今回は、「お箸」についてのお話です。
「お箸が上手に持てないのですがどうしたらいいでしょうか?」というご相談をいただくことがあります。
そんなとき、たずねさせていただいているのが、①どのような持ち方をしているか、②食事時間のうちどのくらいお箸を持てているか(お箸への興味の有無も含めて)、③スプーンやフォークはうまく使えているか、ということです。
・①どのような持ち方をしているか
お箸の正しい持ち方は、親指・人差し指・中指の3指でお箸を持ち、薬指・小指の2指は力を入れすぎずふんわり丸くした形です。この持ち方ができるようになるためには、3指と2指が別々の役割を担えるようにならなければなりません。うまく持てないときには、お箸を始める前に、ひとつ前のステップに立ち返り、スプーンやフォークを使いこなせるようになるといいかもしれません。また、お箸の上部がつなげられる補助具などを使用すると、スムーズに動かす感覚が身につく場合もあります。補助具にはたくさんの種類がありますので、お子さまに合ったものを選ぶためにも、専門の作業療法士・理学療法士や、LITALICOジュニア三宮教室のスタッフまでお気軽にご相談していただけたらと思います。
・②食事時間のうちどのくらいお箸を持てているか
お箸が使えるようになってきた頃は、「食事時間全部をお箸で」というのが難しいかもしれません。そんな時には無理せず、「前半だけ」「つかみやすいおかずだけ」など、スモールステップで進めていくことをおすすめします。
周りの大人や保育園のお友だちなどが、お箸をうまく使っているのを見て、「ぼくも」「わたしも」という意欲が芽生えることも多いです。好きなキャラクターのお箸を使うのもいいですね。そして、できたときにはたくさん褒めてあげたいですね!
・③スプーンやフォークはうまく使えているか
ひとつ前のステップではあるのですが、スプーンやフォークを使うことも、大変重要なことです。例えば、ハンバーグを食べるとき。「スプーンで少し小さく切り分けて食べる」ということができるでしょうか?力を調節しながら、食べ物の形状や固さに合わせてスプーンやフォークを使うことも、お子さまにとってはちょっと難しいスキルです。毎回ではなくても、「自分で小さく切れるかな?」とチャレンジしてみる機会を作ってみてください。手首の動かし方や指先の使い方が、お箸の操作へとつながります。
お箸の操作は、手先の巧緻性の必要な日常生活動作です。まずは楽しく、手のひらを使った遊び(粘土、工作、トンネルくぐり、つなひきなど)、体や腕を使った遊び(風船遊び、ボール投げなど)をたくさん行うことをおすすめします!LITALICOジュニア三宮教室でも、体を使った楽しい遊びを毎日行っていますので、興味がありましたら、お問い合わせください。
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お箸の持ち方
教室の毎日
24/03/15 18:28