11月21日に、江戸川区発達相談・支援センター開設にあたっての、説明会・施設内覧会に、江戸川区児童発達支援連絡会の会長として参加してきました。
江戸川区初の発達支援センター、今年度は一部機能スタートで、来年度からは、現在発達相談室なないろで行われている、発達障害相談センターの機能も引き継ぎます。
児童発達支援センターは、未就学児を対象に、個別指導、集団指導、ペアレントトレーニング、保育所等訪問支援事業など総合的な支援。
特に、個別指導に力を入れてやっていくようです。
仕組みとしては、発達障害相談センターもあるので、修学以降も、対応できるスキームにはなっています。
保育所等訪問支援事業は、現在うち(にっこり相談室)しかないので、まだまだあまり知られていませんが、保育園や幼稚園、小学校等に行き、様子を見て先生たちにアドバイスをしたり、家庭と連携をとる事業です。
巡回支援と違い、毎月1〜2回と定期的に訪問できること、普段の生活環境の中で、その子だけでなく、実際のクラス運営の様子を見ることで、どうしたら上手く回るか、こういう対応はどうだろうと具体的なアドバイスができます。
実際に利用された園からは、この子も見て欲しいとたくさん増えるのですが、まだまだこういう制度があるのが知られていない(相談支援でも仕組みを知らなかったり)なので、広まっていくと、現場も助かるし、日常の中にアプローチするので、支援自体は短い時間でも、長期的に効果的な影響が出てきます。
せっかくなので、保育所等訪問支援について説明しておくと、、、
利用にあたっては、児童発達支援の受給者証に、新たに保育所等訪問の受給者証を追加で申請することになります。
児童発達支援や放課後等デイサービスを利用してる方は、同じ上限が適応されるので、費用負担はすくない。(かからないことが多いです)
利用にあたっては、必要とするニーズがあり、保育所等訪問支援の事業所に空きがあり受け入れが可能で、さらに通っている保育園や幼稚園、小学校等が保育所等訪問支援を受け入れてくれるとなったところで、そこから受給者証の申請を相談支援もしくはセルフにて手続きし、受給者証が出たら契約をして訪問開始という流れなので、、、
文書にするとなんだかめんどくさそうに感じますが(苦笑)
まずは、お気軽にご相談いただければと思います。
話を児童発達支援センターに戻しますと。
慶應大学の研究室ICTを利用し、iPadを使用した支援もあるそうで、とても興味深いです。
保護者を支援する重要性をきちんと考え、期間を切った、短期集中のプログラムを導入することで、なるべく待たずに、必要な人たちが支援を受けられるように。
週一回、6ヶ月間の「ぺあすく」プログラム、最初の30分は、療育体験として、保護者に参加してもらい、家庭でもできる範囲で取り組むような宿題を持って帰ってもらう、子どもと離れて、保護者がe-Learningの視聴時間があったと。
家庭でも親御さんができることを最大限していくことが、とても大切で、ここはほんと大きいと思います。
慶應大学の研究室の学生さんから立ち上げた法人なので、慶應大学とも連携しながら、エビデンスに基づいたり、最新のものもたくさん取り入れてるのは興味深いですね。
内容的には、にっこり相談室でも大切にしていることと同じなので、良い法人さんが児童発達支援センターになってくれたと思います。
さすが大学系と思うのは、体系化したり、細かい設定とかシステムはすごいと思いますが、うちももう少し外向けに分かりやすく体系化しないとですね(苦笑)
ただやってることと、成果は遜色ないと思ってます♪
もともと職人気質なので、研究家よりも実践家からスタートしてるますが、広めたり、振り返りではしっかりとそうした研究的側面も大切ですからね。
設備は、小松川幼稚園を改装して使っているけど、江戸川区の予算がないので!?
なにぶん古い園舎なので、穴の空いた扉とかは、継ぎ接ぎで頑張って使ってます。
江戸川区初の児童発達支援センターの説明会に参加してきました。
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19/11/22 20:37