こんにちは。専門支援部です。
入園や入学、進級など新しい環境がスタートするシーズンですね。専門支援部にも心理、言語部門に新しいスタッフが入りました。スタッフ一丸となって、今後もよりよい支援を目指していきたいと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。
さて、今回はビジョントレーニングのお話です。みなさんはビジョントレーニングをご存じでしょうか?
私たちは普段、様々な情報を視覚から受け取っています。最近ではスマホやゲーム機などの普及により、物を作ったり屋外で思い切りからだを動かして遊ぶことが減ってきていると言われています。
子どもだけでなく大人も眼と体を大きく動かしたり、物を見て触れたりする体験が少なくなってきている方は多いのではないでしょうか。
トレーニングと聞くと特別なことをするイメージもありますが、生活の中でも見る力を高める方法はたくさんあります。
たとえばおうちでのお手伝いです。掃除のお手伝いだと雑巾がけや掃除機をかける行動は、汚れを見つけて手を動かしてきれいにするという視覚機能が必要な行為です。また、料理をすることも材料を計ったり、切ったりと見る力の訓練になります。まだ調理が難しい場合は、できたものをよそったり、配膳のお手伝いをしてもらうのもいいですよね。
ここで大事なのは、最初はうまくできなくてもやり直しをさせたりせず、感謝を伝えたり、うまくできたところをほめて、子どものやる気を引き出すことです。繰り返しの中で習慣になれば、見る力も変わってくると思います。
実はお散歩も見る力を高めてくれるんです。遠くの景色を見たり、建物や人、植物などに眼を向けたりと、目を大きく動かすことで見る力の発達を助けます。お天気のいい日は近所を散歩しながら、きれいに咲くお花、飛んでいる鳥や虫をさがしたり、「○○はどーこだ」などクイズを出し合ってお散歩するのもいいですね。
ビジョントレーニング(専門支援部)
教室の毎日
24/04/22 13:00