こんにちは🍀
児童発達支援事業所ラヴィニールです。
入園・進級して1ヶ月が経ちました。
新しい環境には慣れましたか?
だいぶん前の話です。
私の子どもが年長に上がった5月のある日、
園長先生に呼び止められて次のようなことを言われました。
「お子さんは先生の話をよく聞けて、
お友だちとも仲良く遊べる、
手のかからない子です。
でもアクシデントがあった時の対応力がついているかは
わかりません。
ですから、お母さん、
わざと「困る状況」を作ってみてください。
手始めに明日、お弁当ぶくろにお箸を入れ忘れてください。」
小学校入学を見据えて、
自分で問題を解決する力をつけようという
ご指導だったのだと思います。
こんなことを思い出したのは、先日、
ラヴィニールで年長児対象に開いている
就学前準備講座のサポートについた時でした。
筆箱を持ってくるのを忘れたことに気づいていても、
何も言わず座っている子がいました。
プリントが配られて鉛筆が必要になっても黙っていたので、
「えんぴつわすれたのかな?
こんなとき、どうしたらいいかな?」
と声をかけたら、
「えんぴつがない」
と、初めて言葉を発しました。
「こまったね?そういうときは、なんていったらいいかな?」
「かして」
「いいですよ」
表情には出していませんでしたが、
困ったでしょうし、
ほっとしたでしょう。
子どもにとって、集団の中で、
困ったときに困っていると言うことは、
実は難しいことです。
そして、
助けをお願いすることはもっと難しいことなのです。
不安でいっぱいだったり、
はずかしかったり、
悲しかったり、
大人だってそう思いますよね。
でも、
人に助けを求めることや依頼することは
社会生活を送るうえで大切な能力です。
自然にできる子もいますが、
ほとんどの子は初めからスムースにできるわけではありません。
ラヴィニールでは小集団での指導の機会に、
大人が見落としがちな力をつけられるよう促しています。
ご家庭でも、
今まで当たり前にしてあげていたことを止めて依頼する練習をしたり、
困っている人が出てくる絵本や動画を一緒に見たり、
親子で考える時間をもってみてはいかがでしょう?
今日もお読みいただきありがとうございます。
児童発達支援事業所ラヴィニールは、
名古屋市の塩釜口で
個別療育と小集団療育を提供している事業所です。
お子さまの発達について気になることがありましたら
お気軽にご相談くださいね。
ただいまラヴィニール塩釜口では、生徒さんを募集中です。
空き状況や見学のお問い合わせは☎052-834-1144
または、リタリコ発達ナビのお問合せページまで、お気軽にご連絡ください🙏✨
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教室の毎日
22/05/10 11:41