こんにちは。古賀です。
今日は、感覚統合理論について・・・第2弾!!
『固有覚』についてのお話し。
さて、ブログを見ていただいている方!!近くにいる方に手伝っていただいて『固有覚』を体感してみましょう★
まず、目を閉じて・・・(視覚での情報をシャットダウン!)
両手を横に伸ばして準備。
ここでお手伝いさんの出番です!何も言わず、右手の指をどこか曲げてみてください。
さぁ。。。左手の同じ指を曲げることはできますか??
目で見ていない状態でも、自分のどの指がどう動いているのかを感じていますよね?
続いてもう1つ!
同じく目を閉じて両手を広げ、手の平を上に向けて準備です。
お手伝いさんは、左右の手の平に、本を1冊と3冊置いてください。
どちらが1冊でどちらが3冊か分かりますか?
腕の力の入れ具合で、重さの違いを感じていますよね?
これはどちらも、関節の曲げ伸ばし具合や、筋肉の収縮具合を感じる『固有覚』が働いています。
この『固有覚』が鈍麻(感じにくい)なお子様がいます。
関節の曲げ伸ばし具合が分かりにくいと、身体の後ろなど自分の目で見えない場所で手足を思った通りに動かすことが苦手だったり、自分の身体の輪郭を認識する力(=ボディイメージ)が弱かったりします。また、筋肉の収縮具合が分からないので、持っている物の重さとそれに対しての力の入れ具合が分からないことも。
そのためお友だちとの関わりの中でも必要以上に力が入ってしまいトラブルになったり、物を壊してしまったり。。。
全身の筋肉を上手に使うことができず、姿勢を正す時には全身に力が入りすぎて、すぐに疲れてしまったり、ゆっくり動くのが苦手で行動が雑だったり衝動的になってしまったり。。。
「優しくタッチしなさい!」「丁寧に置きなさい!」「ゆっくりきちんとやりなさい!!」などなど・・・
怒られてしまうことが多いようです(><)
でも、お子様はわざとやっているわけでも、適当にやっているわけでもないかもしれません。
「分からない。。。」「できない。。。」ことを怒られてばかりじゃ辛いですよね。
UNIMOの運動では、関節を伸ばす!曲げる!力を思いっきり出す!力を抜く!力を入れ続ける!などを運動を通して繰り返し行います。しっかりと身体の関節や力加減を意識しながら動かすことで、『固有覚』を整えていきます。
暴力的。全てが雑。落ち着きがない。不真面目。
などなど・・・誤解を受けやすい固有覚鈍麻のお子様たち。
お困り行動の理由は様々。色々な要因が絡み合っていると思いますが、お子様のお困り事の参考にしていただければ幸いです。
感覚統合理論について その2
教室の毎日
19/08/19 10:38